×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

17








「島が見えたぞーー!!!」


「よっしゃあ!!酒ェ!飯ィ!女ァ!!」


「早く上陸準備だァ!」




島を目の前に、クルーは皆大盛り上がり。
ばたばたと上陸準備に取り掛かる。





コンコン!


「ナマエー!なんかこの島はビーチがあるみたいだよ!海軍の駐屯地ないし、楽しめそうだね!」


「ビーチ?いいわね、楽しみ!」


ナマエも部屋で着替えをしたり上陸準備をしていると、ベポが嬉しそうに飛び込んできた。


「うん!一緒に泳ごう!」


「え、あなた泳げるの?」


「もちろん!」





船が港に入り、ナマエは荷物を持ち甲板に。
そこにはナマエを見つけるなり不機嫌になるロー。



「おい、まさかとは思うがそんな格好で行く気か」


「なによ?なにか問題でも?」


片手に持ったウイスキー喉を鳴らし飲みながらローを振り返る。



その格好は上は黒いビキニのみ。
下はビキニの上に黒いショーパン。
タトゥーが施された白い肌が晒されていた。
腰についてる小さなポシェットに財布やら小物がはいっている。

のみ。





「どこの露出狂だてめェは」


「だって暑いし、どうせビーチ行くし」


「着替えてこい」


「はあ?嫌よ」


「....せめて上になにか着ろ」


「あーもーわかったわようるさいわね!後で着るから!」


「...街で1番いいホテルを取らせる。夕飯までにはそこに来い。」


「...わかったわ」


「あとこれを持っていけ。鳴ったら絶対に出ろよ」


黒い小電伝虫をナマエに渡す


「はいはいお父様」


嫌味を返せばローに睨まれる。
それを受け取りさっさと船を降りた。





しばらく歩いて街にたどり着く。

照りつける太陽。

賑やかななビーチ。

建ち並ぶ綺麗なお店。



まるで南国のリゾートのようなその光景に、
ナマエは胸を踊らせながら街へ踏み込んだ。





.