「島が見えたぞーー!!!」
「よっしゃあ!!酒ェ!飯ィ!女ァ!!」
「早く上陸準備だァ!」
島を目の前に、クルーは皆大盛り上がり。
ばたばたと上陸準備に取り掛かる。
コンコン!
「ナマエー!なんかこの島はビーチがあるみたいだよ!海軍の駐屯地ないし、楽しめそうだね!」
「ビーチ?いいわね、楽しみ!」
ナマエも部屋で着替えをしたり上陸準備をしていると、ベポが嬉しそうに飛び込んできた。
「うん!一緒に泳ごう!」
「え、あなた泳げるの?」
「もちろん!」
船が港に入り、ナマエは荷物を持ち甲板に。
そこにはナマエを見つけるなり不機嫌になるロー。
「おい、まさかとは思うがそんな格好で行く気か」
「なによ?なにか問題でも?」
片手に持ったウイスキー喉を鳴らし飲みながらローを振り返る。
その格好は上は黒いビキニのみ。
下はビキニの上に黒いショーパン。
タトゥーが施された白い肌が晒されていた。
腰についてる小さなポシェットに財布やら小物がはいっている。
のみ。
「どこの露出狂だてめェは」
「だって暑いし、どうせビーチ行くし」
「着替えてこい」
「はあ?嫌よ」
「....せめて上になにか着ろ」
「あーもーわかったわようるさいわね!後で着るから!」
「...街で1番いいホテルを取らせる。夕飯までにはそこに来い。」
「...わかったわ」
「あとこれを持っていけ。鳴ったら絶対に出ろよ」
黒い小電伝虫をナマエに渡す
「はいはいお父様」
嫌味を返せばローに睨まれる。
それを受け取りさっさと船を降りた。
しばらく歩いて街にたどり着く。
照りつける太陽。
賑やかななビーチ。
建ち並ぶ綺麗なお店。
まるで南国のリゾートのようなその光景に、
ナマエは胸を踊らせながら街へ踏み込んだ。
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