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- ナノ -

09












ふと目を覚ます、



横を見るとあの男

がっちりとその腕に抱きしめられてる





あぁ、泊まったんだっけ。



するりとそれから逃れベッドから降りて洗面所へ。



顔を洗って歯を磨き、ちゃっちゃと帰り支度をして部屋を出る。












「はぁ...」



本当の理由、ね。
それって 知るべきなのかしら





あの男が信用できるのかもわからない。



けど、ちょうどいいタイミングかもしれない。


そろそろつぎの島にいきたかったけど、よさげな船がなかったし。

あの死の外科医。お金もそこそこあるだろうから、
不自由はしなくてよさそうだしね。













「ちょっとだけ冒険にでてみようかな、」






嫌になったらすぐに降りればいい。








利用するだけ。















ナマエは家に着くとシャワーを浴びて、島を出る準備に取りかかった。








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