ふと目を覚ます、
横を見るとあの男
がっちりとその腕に抱きしめられてる
あぁ、泊まったんだっけ。
するりとそれから逃れベッドから降りて洗面所へ。
顔を洗って歯を磨き、ちゃっちゃと帰り支度をして部屋を出る。
「はぁ...」
本当の理由、ね。
それって 知るべきなのかしら
あの男が信用できるのかもわからない。
けど、ちょうどいいタイミングかもしれない。
そろそろつぎの島にいきたかったけど、よさげな船がなかったし。
あの死の外科医。お金もそこそこあるだろうから、
不自由はしなくてよさそうだしね。
「ちょっとだけ冒険にでてみようかな、」
嫌になったらすぐに降りればいい。
利用するだけ。
ナマエは家に着くとシャワーを浴びて、島を出る準備に取りかかった。
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