「おはようキャプテン!もう夕方だよ!」
「..あァ」
「うわー今日もまた機嫌悪そうだな船長」
「昨日はかなり酔ってたみたいだったからな」
「おいベポ、あとどれくらいで溜まる」
「ログ?ログはあと2日だよキャプテン!」
「そうか、今晩も出掛ける」
「あんな機嫌悪いのに出掛けるなんて珍しいよなー?いつもずっと寝てるか腹いせに敵船潰すか..」
「なにか厄介なものに目つけたとかじゃなければいいけどな..」
カラン、
「やだ、またあなた?」
「悪ィか」
「別に?隣どうぞ」
「...マスター、昨日の頼む」
「はいよ」
「今日もひとりね」
「....」
「なによ、無愛想」
「...うるせェ」
「あなた達いつこの島に来たの?」
「一昨日だ」
「ふーん..じゃああと2.3日でログ溜まるわね」
「...」
「あなたも、海賊王を目指してるのよね」
「そうだ」
「...ふーん..」
カラン、とグラスの氷を指で回す
「わたしとセックスしたいの?」
「ぶっ!!」
突拍子もない質問にマスターが噴き出す
「...なんでそうなるんだ」
「だってまたわたしに会いに来たくせに無愛想でなにも話さないし興味もない。..身体が目当てってことじゃない」
「いや、お
「いいわよ、ホテル行く?それともうちへ来る?」」
「....ハァ。人の話を聞け、てめェは」
「なに」
「おれの女になれ」
「はあ?だからいや。わたしは特定の男は作らない主義なの」
「うるせェ。おれが決めた」
「身体だけだったらいいわよ。あなたイケメンだし?」
「おれがこれだけアプローチしてんだ。ありえねェことだぞ?」
「しらないわそんなの。しかもどのへんがアプローチだか全然わかんないから」
ハァ、とため息をつき残っていたお酒を飲み干したナマエはお金を置いて席を立った
「どこに行く」
「帰るのトラファルガー。もし身体だけでいいんだったらまた来なさい」
ナマエはひらひらと手を降って夜の闇に姿を消した
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