風紀委員長×会長 後編


「大丈夫だったのか?」

「俺と会計は無事だ」

風紀たちがやつらを取り押さえ、無事済んだ。

「あいつらは知らないけどな」

見ていないから声だけで判断したが、まあ、副会長・双子書記・マリモは輪姦されていただろう。でも正直同情もできない。

巻き込まれたのはこっちだし、自分の行動のせいで、ああなったんだ。

生徒の模範となるべき行動しての結果だったら、俺も同情したし、自分の身を危険にさらしても真剣に助けようとは思っただろうが、今のあいつらにそれだけのことをしてやる価値はないって思ったからな。



「何でお前は無事だったんだ?俺だったら一番にお前に目をつけるのに」

俺は無事だったって言ったのに、委員長は疑っているようだ。会計が無事なのは物理的な理由からだけど、何で俺は手をつけられなかったのか分からないのだろう。

分かって欲しくもないけどな。

「そりゃあ、お前だけだ……って言いたいところだが、汚いからやりたくねえってさ」

「何でだ?お前ほど綺麗なやつなんていないのに」

顔はな。顔は俺も自信がある。別にナルシストじゃない。みんなが言うからだ。

「尻の穴がきたねえって、言われたんだよ!使い込みまくって黒ずんで、やりまくってる穴なんか、やりたくねーって!」

「って、見られたのか!」

「見られただけだっつーの」

怒り心頭の委員長に、俺の方が怒り倍増だ。

「汚くなんかあるわけないだろ!そりゃあ、はじめてだったころ見たいな初々しいピンク色じゃないけど、でも俺の精液焼けっていうのか?俺のせいでどす黒い赤色になったお前の穴、俺前のよりずっと好き」

こいつとは中1の時からやりまくっているから5年以上使用していることになる。未使用の頃みたいにはいかないだろう。

「ガバガバで緩そうとか、入れても気持ち良くなさそうだから、とかも言われたな」

「馬鹿言うなよ!毎回俺の締め付けてきて、すげえ気持ち良いし、お前がイク時食いちぎられそうなくらいだぞ!」

「何人も男喰ってそうで、性病怖いって」

「処女・童貞同士だったんだぞ!性病なんかあるわけないだろ!」


本当、こいつ童貞の分際で、しかも中1の性知識が少ない、リサーチすらせず、性欲にまかせて突っ込んできたからな。性病はあるはずなかったが、俺の尻は裂けて、相当ひどい目にあった。

「そういう理由で、俺は無事だった。理解したか?」

「俺が毎日励んでいたから、無事だったってことか?」
そういう問題でもないような気がするが、まあ、そうとも言えるだろう。

「でも、俺、精神的に傷ついたから、ガバガバそうって言われなくなるまで、お前としない」

「え?ちょっと、そんな!」


半泣きになって、そんなと喚いている委員長を無視して、俺は会計を恋人のところまで送って行った。

会計の恋人は、貞操具つけさせてて良かった!と喜び、これでますます会計はとってもらえなくなるだろう。なんでこんな変態と会計付き合っているんだろう。


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