「年貢」後編
「死ね!」
俺があいつに放った第一声はそれだった。
急いであいつが運ばれていった病院へ行ったが、実はそれほど大した怪我ではなく、右足骨折。全身打撲。命に別状はないと言われた。
だが、意識がなかったので、会えたのは3日後の今日だった。
「お前、俺のせいで自殺したのか?」
「そんなつもりはなかったんだ……ただ、ゆーまに会えないのが辛くて、気がついたら飛び降りてただけ」
「死ぬようなことか?」
そんなことで飛び降りられるこっちの身にもなって欲しい。
俺は椅子に座ってため息をついた。
「パンツ脱げ」
「え?」
何を言われたのか分からないような顔のあいつ。
もう一回パンツ脱げと言ったが、脱がない。
仕方がないので、俺は立ち上がり、自分の制服のブレザーを脱ぎ、ネクタイを外し、シャツもズボンもパンツも全部脱いだ。
病室は4人部屋でカーテンで仕切られているからと言って、こんな狭い空間で全裸になる俺に、あいつは口をパクパクさせているだけ。
パンツはもう完全にあいつのが勃起していたので、簡単に脱がせた。
俺はこいつの負担にならないように跨ると、キスをしてやった。
「肩に手置いても大丈夫か?」
「え……う、ん大丈夫」
たぶん何言ってるのだかあまり理解していないだろう、こいつのペニスを俺は呑み込んでいった。
キツイ。ネットで男同士のやり方調べて、見よう見まねで解してきたが、数分前まで処女だった俺には、痛すぎる。
だが、歯を食いしばって、こいつのを全部呑み込み、肩を支えに動いてそんなにもたたないうちに、あいつの精液が俺の奥に吐き出された。
気持ち悪い感触に耐えながら、あいつの顔を見ると泣いていた。
「ちょっと、何で泣いてるんだよ」
「だ、だって……俺、ゆーまの中にいる。ゆーまとエッチした?っ信じられない。夢みたい……」
エグエグと泣くこいつにもう一度キスをしてやる。
「夢じゃないから……もう死ぬなよ?」
まだ勃起したままで俺の中にはいったままのあいつは、うんうんって泣きながら頷いた。
俺はあいつのを抜くと、精液が流れ出てきたが気にせず、制服を着込む。
あいつが恨めしい目で見てきた。若いからな。まだ足りないんだろう。
「もう一度飛び降りたら、またエッチしてくれる?」
「馬鹿!俺は死ぬなって言っただろ!」
「だってだって、俺、全然動いていない!色んな体位でゆーまとしたかった……ガンガンゆーまの中犯したかったのに」
「そんな足じゃ無理だろ……」
ギブスで固定されていて、3〜4週間は外せないのに。
また泣いているあいつに最後のキスをしてやると。
「退院して完治したら、好きな体位で好きなだけやらしてやるよ。だから早く治せよ」
そう言ってやったら、また泣いていた。ほんと?ほんと?って子どもみたいに。
7年も好きだって言われたからな。そろそろ年貢の納め時だろうな。
*題名は適当に決めているだろう?って、はい、その通りです。幼馴染、ヘタレ委員長×俺様っぽい会長 ほのぼの風味♪でした。たまにはLOVEっぽく。