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俺もけっこうスプラッターな読み物とか、映画とか好きだからサバイバルものとかゾンビものとか色々読んだよ。
すると、反社会的勢力側って必ずと言っていいほど、女を性奴隷扱いしているんだよね。やっぱり女の子は非力だから、ああいう世紀末状態になると可哀想だなあ、くらいには思ったことはあった。
だけどまあ、仕方がない。そういう状況になると、男は本能むき出しの獣になるっていうしなあ、とそれくらいにしか思っていなかった。
だけどまさ自分が性奴隷になるなんて思いもしまい。

だって俺男ですよ??!!ガチホモの性欲処理道具にされるなんて普通思わないだろ?

ガチホモ君いわく、愛はあるので性欲処理じゃない。何時死ぬか分からないので、俺と愛し合いたい、という言い訳をしているが、俺はガチホモ君の都合の良い便所になったとしか思えない。

初回から突っ込まれると思ったが、そうではなく、ガチホモ君いわく、今は医者がいないから尻を大事にしないといけないと言い、ガチホモ君が外に出て取って来たらしい非常用具(オイルやジェル、バイブやディルトやコンドーム)がたくさん入った袋を持ってきました。ええ??外に取りに行っていたものってもっと命に関わる重要なものじゃなかったの??なんでアナルセックスするためだけのものを、ゾンビを倒しながら取ってくるのか、俺には心底理解が出来なかった。

初日。まず一番ちっちゃな大人の玩具を突っ込まれ、1日中入れられていた。
2日目、もうちょいでかいのに。
ちなみにこの間、何もされなければなお良かったが、キスされたりフェラされたり、インサートされる以外のことはされた。
しかし俺にフェラを強制するようなことはなかった。俺は地蔵になっていた。
3日目も同様。
4日目、直径3センチくらいのバイブを突っ込まれた。

ガチホモくん、こんなのを命をかけて奪ってくるくらいだったら、もっと役立つものを回収してきてよ。

5日目……ガチホモ君の肉棒バットを突っ込まれた………。ゾンビには金属バット、俺の尻には股間の肉棒バット。両方とも凶器でした。
俺は、男だから泣いては駄目、泣いては駄目だと、尻を拡張される4日間の間にずっと言い聞かせていました。むしろ4日も猶予があっただけ、覚悟はできているだろ?と自分に言い聞かせていましたが、やっぱりいざ本番で本物のちんこを突っ込まれると、涙が止まりませんでした。

ガチホモ君の肉棒はそれはそれはとても大きくて、ガチホモ君が医者がいないから尻を大事にしないとと、念入りに拡張しようとした理由が分かりました。

これは1日目で、適当に慣らしただけで突っ込んだら、血の海になったでしょう。だからといって、拡張してくれた上でちんこ突っ込まれたから、それが何か?
血の海にはならなかったけれど、俺の心はそれはそれは傷つきました。
だって男が男に犯されるんですよ!

男の汚いちんこで尻を突っ込まれて、汚い精液を尻に注ぎ込まれて……もう死んでしまいたいほどでした。っていうか何是コンドームつけてくれないの?
回収物にゴムあったのに!尻を大事にしたいとか言っておいて、生でいれて出すとかどうなの?

俺が泣いていたらガチホモ(もう君なんてつけるか!)は、好きだから死ぬ前にどうしても抱きたかった。許してくれなくてもいいけど、好きなんだと尻にガチホモの太ももを押し付けながら、ちんこを出し入れしている間に言い訳がましく言ってましたが、俺としてはだから?それが何?って感じでした。
好きだったら嫌がっているノンケ男子にちんこ突っ込んでも許されるのか?
世紀末だから何でもありとでも言いたいのだろうか。


翌日からは、俺は本当に何もしなくなりました。
見回りとか、夜の見張り当番とか、全部免除になり、ガチホモの性奴隷、いいや、尻便所になりました。ガチホモはそんなことは言わないが、俺は自分という存在はもはやガチホモの性処理をする道具としか思えませんでした。

だって、ガチホモは毎日俺の尻にバイブを突っ込んで、穴が閉じないようにとか言って、毎日尻を休めることも許してはくれません。そんなことはしなくても、どうせガチホモの肉棒バットを毎日突っ込んでるだろと言いたいが、気が向いたときにすぐに突っ込みたいんだろう。

俺は日中はバイブを尻にいれて、何もすることもなく横になっているだけだった。クラスメイトの4人とは話もしない。やつらは俺をガチホモへ生贄として差し出した許しがたいやつらだ。もはや人間とは思わない。悪魔だ。

何で俺がやつらが生き残るために利用されないといけないんだ!
百歩譲って、ガチホモと俺だけ生き残ったんだったら、ガチホモに生かしてもらっているんだからと諦めもついたかもしれない。
しかし、俺だけ犠牲になって、あいつらがその恩恵を受け取って平和?に生きているかと思うと、ヘイトが貯まってたまって仕方がなかった。

「あいつら追い出せよ!」

俺は何時ものようにガチホモに肉棒バッドを突っ込まれています。
悲しいことに慣れてしまったので、初めのころのように死にそうになることはありません。

「何でだ?」

「何でって、あんなやつらいても目障りだ!一緒の空間にいるだけでムカつく!」

俺の尻を犠牲にしてのほほんと生きているやつらを見ているだけで、ヘイトが貯まって貯まって仕方がなくなるんだ。
勿論ガチホモも憎いが、ガチホモ以上に今俺はやつらを憎んでいる。

「駄目だ」

「どうしてだ!あいつらもゲイハーレムの一員になるなら分かるが、そうじゃないならあんなやつらいなくなって一緒だろ!?」

働いているのはガチホモだけだ。あいつらは掃除や見張りくらいしかやってない。

「恵のけん制につかえる……俺もずっと恵と一緒にいるわけではないからな。恵の見張りに役立っているし、あいつらがいるから恵は俺の言う事を聞いているだろ?」

何だと!?ガチホモはまさか、俺があいつらのために尻を差し出していると思っているのか?それってどんなお人よしだ!
クラスメイトに尻として差し出され、多人数では抵抗できず、仕方がなく言うことを聞いているだけで、決してあいつらの命のためにガチホモと毎日やっているわけではない!
百歩譲って、俺の命のため!と言われるのなら分かる。
しかし、ガチホモのやつは俺があいつらの命乞いのために言うことを聞いていると思っているのか?

反対だ!やつらが憎くて憎くてたまらない!ガチホモ以上にな!
何故俺だけ世紀末の悲惨な女性たちのような目にあって、性奴隷になっているんだ?あまりにも不公正すぎる!!

「俺は恵だけいれば良い。分かっているだろう? 愛しているんだ。けれど、こんな世の中だ。あいつらは恵のためにもなる。俺が物資の回収に行っている間もあいつらがいれば、そう面倒なことにはならないだろう。一人にしておくのは心配なんだ。分かってくれるか?」


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