「避妊しろとかって簡単にクライスは言うけど、なかなか難しいんだけどねえ」
「お前のところはちゃんとしているのか?」
「クライスは簡単にこれ以上俺の子どもは産みたくないから、避妊しろっていうし、俺もいいよって言ったんだけど……している最中って、男の本能で孕ましたい、征服したいって思うから、そう簡単にコントロールできないんだよね。だから、内緒だけどほとんど避妊できてません」
「私は……避妊さえさせてくれないんだぞ?(*避妊をするような行為をさせてもらっておりません)」
「無理矢理やっちゃえば良いんですよ、兄さん(^▽^)」
「だが、嫌われるじゃないか……エルウィンは怒ると冷たい」
「いえ、だって今更じゃないですか。もうエルウィン君には嫌われているし、何時も冷たくされているんだから。これ以上嫌われようがない事をしてきたんだから、もうエルウィン君の中で、これ以上嫌われようがないほど嫌われてるんですから大丈夫ですよ。強姦しちゃえ」
「そ、そうか?」
「そうそう……俺もクライスにいくら冷たくされようが、死ねと言われようが、無理矢理組み強いてますよ。たぶんクライスは強引な男に弱いんです(多いなる勘違い)」
「しかし好きになってもらえないのは辛いが……無理矢理やったらずっと嫌いって言われ続けるんじゃないかと思うんだが」
「でも、このままH我慢していたって好かれないですよ?何やっても好かれる要素が兄さんには見つからないので、強姦あるのみだと思います」
「そ、そうか?このままわたしの誠意を見てくれていれば、エルウィンもそのうち必ず自分から『隊長の誠意は分かりました……俺も隊長のことが好きにっ、抱いてください!』となる予定なんだが」
「あのエルウィン君を見ている限り、そんな日は全く来ない気がします。セックスレスで清々しているんじゃないですか?」
「清々するほどエッチをさせてもらっていないんだが……私はまだ2回しか出来ていないんだぞ!ユーリお前は何回?」
「え?……兄さんみたいに、2回とか数えられる程度の回数ではないので正確な回数までは覚えていませんが。100回くらいはやったかもしれないですね」
「その回数……弟ながら羨ましすぎる」
「俺には計画があるんです。このままのペースなら、クライスの魔力反発でなかなか妊娠してくれなさそうですが……まあ、1〜2年頑張ればまた俺の子を身篭ってくれると思うんですよ。で、妊娠している間は俺の精神暗示にとってもかかりやすいんで、妊娠するたびにクライスは俺のことを愛しているって魔法をかけたいと思っています。だから妊娠しにくいクライスと回数こなさないとね」
(*己の欲望のためだろうとか兄は突っ込まない)
「何度も繰り返していけば、上書きされていって、段々暗示から覚めにくくなるはずなんですよ(^▽^)積み重なった年月でクライスは俺に情が沸いてくるはずという仕組みなんです……何人子どもを作ろうかなあ〜」
(*子どもを作る目的が間違ってます)
「おお良いな!私のエルウィンにも私のことが大好きで、私を愛して病まず、私を欲しがるようにしてくれ!」
(*精神を操るのに何の躊躇も感じない、似たものゲス兄弟)
「う〜〜ん。でも、一応禁忌魔法ですし」
「お前は何のためらいもなく副隊長につかっているだろ!」
「でも、下手に使うと精神壊れちゃいますし。エルウィン君は魔力そんなに高くないから、クライスみたいに妊娠しないとかからないとかいう訳じゃないですけど……その分耐性が弱そうですし。何の意思もないお人形みたいになっちゃってもいいですか?」
「それは困る……」
「なら、やっぱり正々堂々と強姦するべきだと思いますよ」
「ユーリ……お前、私が言うのもなんだが、潔いほど強姦至上主義者だな」
「夫婦なんだから構わないでしょう」
(*この兄弟は夫婦になる前から、やってました)
「そもそもエルウィン君真剣に嫌がってます?2回という少ない性交渉ではデータは取り様がないかもしれないですが」
「一番初めは、我が家に伝わる媚薬で上手く行ったし、2回目も妊娠していると思い込んでいてから抵抗したが、嫌がって吐くとかもなかったし、ちゃんと気持ちよくした!ということは、身体は嫌がっていないということだな!いやなら気持ちよくならないだろう!」
「そうです……俺たちにちゃんと愛があるから、抱かれるほうも気持ちよくなっているし、そう思えば強姦でもないですね。愛がないとか憎らしいこと言ってますけど、俺たち中々上手く行っている家庭だと思いますよ(^▽^)」
「そうか!恥ずかしがっているだけで本当は強引にされたいんだな!」
「そうそう♪素直になれないだけです」
対談終り★
その後 ユーリ
「クライス♪兄さんとも話していたんだけど、無理矢理しても気持ちよくなってくれるってことは、やっぱり俺のこと好きなんだよね?少なくてもクライスの身体は俺のこと好きだよね」
「やめろ!嫌いに決まっているだろ!特にお前のその根性が大嫌いだ!」
「殴られるのも愛だよね?今から2人目を作ろうか♪時間かかってもいいからさ」
「いらないって言ってるだろ!やめろ!俺を見るな!お前、普段から暗示をかけようとしているだろ!その目は」
「ふ、俺がいないと身も心もダメにしてあげるから。ほら、足広げよっか」
その後 隊長
「止めてください!ユーリ隊長の甘言にひっかかって、アホなこと信じないでください!」
「だ、だが私のことを嫌いなら、気持ちよくならなかったはずだ!」
「アホですか?隊長のなんかでかいだけで、テクもなにもなくって薬がなかったら痛いだけですよ。後で聞いたら、受精促成剤には受精しやすいように媚薬も入っていたそうなので、隊長への愛情はこれぽっちもなくても、気持ちよくなれただけで、薬がなければキモイだけでしょう」
「ううう。そんなはずは!なくてもちゃんと感じられるはずだ!」
「ですが、俺は試したくもありませんので、しつれいします……そうそう、兄弟でアホな会話をするのは止めてくださいね」
*生真面目変態兄と生粋の強姦魔ゲス弟の対談でした。
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