エルウィンはむせび泣いて、私を締め付けた。今にも爆発してしまいそうなのを押さえ込むので必死だった。流石に入れただけでイッテしまってはエルウィンに申し訳がない。
私にも余裕がなかった。当然だ。エルウィンの初めての男が私なら、私もエルウィンが初めての交わりだったからだ。
妄想だけはたくさんし、私は卓越した手技の持ち主だろう。エルウィンがどうしたら喜ぶか研究を重ねた。だがエルウィンが処女を捧げてくれたのにも関わらず、私が汚れた身体では申し訳がない。
性に関して非常に厳しいこの国だが、それがわが国の国民だけのことであって、他国民は当然違う。城の下町には外国から出稼ぎにきた娼婦や男娼がたくさんいる。したがって、性欲に負けてそんなところに通うものもいるらしいが、勿論私は違う。

私が愛しているのはエルウィンだけであり、エルウィン以外抱きたいとも全く思わない。過去にそんな汚らわしい界隈に行こうとも思わず、エルウィンにも私の初めてを捧げられた事を神に感謝したいと思う。

「エルウィン、気持ちが良いか?」

勿論私は今にもいってしまいそうなほどだ。だがエルウィンのほうを優先しなくては。エルウィンがイク前にいってしまっては、と思っていたのだが、すでに入れられただけで行ってしまっているようで、特に問題はなさそうだった。それどころか、早く動いて出してと強請ってきたので、その通りにした。

「た、隊長……もっとたくさん、俺の中に出してください。もっとたくさん、お腹一杯になるくらいっ…」

「一回だけでは足らないか?」

勿論私も足らない。積年(とはいえ半年だが、妄想はすでに数万年を越えている気分だった)の思いは、ただの1回出しただけでおさまるはずもない。

「足りませんっ……もっと下さい」

パイパンの下肢を大きく広げて、私に先ほどまで私を受け入れていた部分を見せ付けて誘う妖艶なエルウィンは、まさに夜は娼婦というやつだろう。昼間は訓練に励む真面目な男で、夜は淫乱だなんて、最高の妻だろう。
いやらしく私の精を零しながら、ひくつく貪欲な穴に私は今すぐにでも突っ込みたかったが、ようやくエルウィンと結ばれて大事な事を忘れていたことに気がついた。

「なら、私の子どもを孕みたいか?たくさん精を腹の中で一杯にして、私の子どもが産みたいといったらすぐにでも入れてやろう」

そう!私とエルウィンと、もっと絆を深いものにするために、エルウィンには私の子どもを孕んで貰わないと!
処女を貰ったし、お嫁さんにして欲しいと言われたが、念には念を押さないといけない。先ほどは夢中になりすぎていて失念していたが、今度は忘れてはいけない!
男同士で受精するためには、魔力がどちらかにはないと駄目だ。残念ながら魔力のない男同士の夫婦は子どもができない。しかし私には有り余る魔力がある!性交時に魔力を注いでやることによって体内に胎を作り、受精することが出来る。(しかし勿論100%ではなく、男女間の性行為よりも受精率は低い)
なので、何度も何度もエルウィンに私の精を孕んで貰わないといけない。

「あっ……俺、俺…隊長の赤ちゃんを産みたいっ……産みたいから、たくさん出して下さいっ」

あとで、何言わせているんですかとか、弟嫁にしばかれたが、私の幸福な時間を邪魔するものはここにはいなかった。

すでに私の精で濡れている秘所に痛いほど張り詰めて物を挿入した。

「隊長のっ……はっ、ああ!……すごいおっきいい……俺、俺…隊長みたいな旦那様で幸せです…っ」

勿論私もこんな素晴らしい妻で幸せだ。エルウィンは何度も欲しがり自分から私に跨ってきたりと、朝まで抱きあいながら初夜を終えた。


*やっと終わったよ★orz
ちなみに隊長28歳wwど、どうて(爆死)



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