しかし何故パイパンなのか、エルウィンのことなら何でも知りたい私は気になって仕方がなかった。私がこう言うのが好きだと知っていて、準備をしていたのか?毎日ここを綺麗に剃っているとしたらそれはそれで鼻血ものだが。
いや、しかし剃った跡は全くないような綺麗な肌だ。これは生まれつきだろう。

「エルウィン、ここは生まれつきかい?」

毛の生えていない下肢をなぞりながら、そっと愛撫をする。エルウィンのことなら何でも知りたかったからだ。

「あっ、ん、やっ!ちゃんと触って」

「どうしてここがこんなに可愛いか教えてくれたら、すぐにしてやろう」

さっき、愛していると言う代わりいかせる約束だったはずだろう、と突っ込む人は誰もここにはなかったため、エルウィンはやはり生まれつきで、大人になっても生えてこなかったのだと白状した。

「は、恥ずかしくてっ……誰にも、見られたくなくって…自分でも出来るだけ見たくなくて」

「だから、自分で自慰もできなかったのか?」

エルウィンが自慰経験すらないのは、酒の席で部下に探りを入れさせて知っていた。自慰すらできない恥ずかしがりやのパイパンなんてこの国でもなかなかいないほど初心な男だろう。
ということで、私が初めてエルウィンの蜜を絞る取ることとなるのだ。
射精すら私が初めて。勿論最初で最後の男になる。これほど光栄なことはあるまい。エルウィンはきっと私のために全部残しておいてくれたのだろう。無意識のうちに。将来夫となる私のために、まだ出会う前から予感して備えていたのだ。

私に可愛がって欲しいと健気に主張している愛くるしいそれを、撫でて口に含んだ。勿論舌でも可愛がってやる。エルウィンは可愛い声を出して、ものの数十秒で果てた。勿論エルウィンのものだ。全て飲み干した。絞りたてのミルクは苦味があれど、私にとってはいかなる飲み物より美味だ。他の女にも男にも誰にもそれを味わう権利を与えることなど出来ない。

「エルウィン、ここは無地で愛らしくて、しかもこんなに早いのでは、女と結婚などできるはずもなかっただろう?恥ずかしくて見せれなかったのではないか?」

異性愛者で憎らしい女と結婚したかったらしいが、どう考えてもこの身体は私に愛されるためのもので、女相手に役に立つのだろうか。パイパンを見られたくなくて、初夜にも挑めなかっただろう。
勿論私はビンビンなので初夜を間違いなく履行することができる。そう思えば私はエルウィンにとって救世主だろう。

「あ?……どうしてっ?…まだ苦しいのっ…隊長っ、どうしたら良いの?」

私の問いに答えるどころか、耳にも入っていないだろう。イケたはいいが、苦しいのは変わらないのだ。それはそうだろう。この秘薬(媚薬)の素晴らしい点は男の精を受け入れないと身体が静まらない点だ。

「それはだな……私のものを……ここで受け入れてくれないと楽にはなれん。どうする?」

見るだけで勃起するよりも、いってしまいそうなエルウィンの奥に指を一本滑らした。

「ここで、私の男をくわえ込んで、子種をたくさん咥えんだら、すぐに楽になれる」

嘘は言っていない。朝までたっぷりと交わり、たくさん私の子種を孕むくらい腹に貯えれば。

「楽、に、なれるっ?」

「ああ」

「じゃあ、隊長のを入れてっ…早く楽にしてっ!」

「しかし……それでは私がエルウィンの処女を奪うことになる……私に捧げて良いのか?」

副隊長にも強姦は駄目だと散々言われていたのだ。無理強いはすまい。そう覚悟して今我慢している。そうでなければ今すぐにもぶち込みたい気分なのだ。

「良いのっ……隊長、隊長……早くっ。隊長に俺の処女を貰ってほしいのっ!」

「いや、しかし……処女を奪ったら勿論結婚をしないといけないぞ?ということはエルウィンは私の嫁になりたいのだな?」

もう一本指を増やし、エルウィンの秘所を拡げてやる。秘薬のせいか痛がりもせず、柔らかく広がっていく。エルウィンも気持ち良さ気に喘いでいる。

「わっわかんない……」

「分からないじゃないだろ?ここに私のが欲しいのなら、どう言うべきか分かるだろう?私のお嫁さんになりたいのだろ!?処女を貰って欲しいんだろ!?」

三本に指を増やした。前立腺と呼ばれる男のロマンの場所を探り当てると、そこを重点的に攻めた。するともうエルウィンは早く隊長のお嫁さんにして欲しい、私に全てを捧げたい。処女は隊長のために大事に取っておいたので今すぐ奪って欲しいと泣きながら縋ってきた。

そこまで言われたらもう私も我慢がきかない。これまで健気に我慢していた一物を取り出す。
部下に一緒に風呂に入った際『隊長の馬ですか?』とか『隊長の嫁になる男は可哀想です』とか『頼みますから俺たちに手を出そうと思わないで下さい』と言われたもので申し訳ないが、エルウィンをこれ以上にないほど悦ばせる技は何万回とシュミレーション済みだ。それこそ寝るときは常にどうやって抱くか考え、訓練の際はエルウィンを見ながら、この可憐な穴に負担なく入れるために秘薬の改良を試行錯誤してきたのだ。

「エルウィン、愛している。明日結婚しよう」

勿論エルウィンは泣いて喜んでいた。早く早くと腰を揺らし合体をしたがったので、いやらしく伸縮を繰り返す穴に、私の半年分の想いを挿入した。


*一応和姦だそうです・・・・・



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