小説 | ナノ

  三日逃亡 5


「未遂でs」

「未遂のわけはないだろ!何度目の浮気だ!」

「2回」

「そんなわけねえだろ!6回目だ!」

「そんなには」

「してんだろ!やったばかりの頃に浮気未遂が1件、記憶がなかったときに浮気3連発、沖縄浮気旅行で、グアムに逃亡の旅の6回目だ!」

未遂は数に入らないよね?それに記憶喪失だったのは、3人としたけど、一括にまとめて貰って1回というカウントで、今回ので2回目じゃない?

何でそんなに細かく覚えているの?

「3日の逃亡で、どんだけさっきの野郎とやったんだ?何回だよ!」

ご両親の嘘つき!なにが改心するまで閉じ込める、ですよ?全然改心していないじゃないか。

「え?でも孝也とやったほうが気持ちが良いと思っていたし、今からやろうと思っていたから、今回も実は未遂」

「啓志……」

「いや、本当だって。なんか先輩タチしたがってさあ!俺必死で抵抗して、孝也のために貞操を守ったんだよ?」

孝也のためじゃないけど。ネコしたくなかっただけで。

「ああ?あの小さな野郎にやられかけたって?ふざけんな!100万歩譲って、突っ込むほうの浮気ならともかく、犯されたのか?!」

「だ、大丈夫。入れられてはいないよ〜」

ゆ、指だけ。でもそんなこと言ったら、孝也は怒るんでいいません。

「見せてみろ!」

怒りながら俺の尻を弄りますが、指くらいじゃ形跡残らないし、だ、大丈夫だよね?

「くそ!精液はないし、穴も広がっていないから使ってはいないようだが……前は使ったよな?言っとくが嘘ついたら、今すぐ突っ込むぞ!」

「あの……その、3日で計7回くらい、か、な……」

「すぐに戻ってくるから待っていろ、と言ったよな?なのに、何でグアムまで来て、浮気してんだよ?ああ?」

「その、ご両親がどうしても別れて欲しいって土下座したから……可哀想になって」

「で、すぐ浮気か?お前の下半身の緩さはどうなっているんだ?感心するな……」

とか言って、孝也は自分のチャックを下ろすと、全然慣らしていない尻に突っ込んできた!

「い、いたっ……無理だって!入らないよっ!」

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