Ignatius
ブログ小ネタ集



花菱高等学園



西野「おい中田ァ」
中田「へい」アニキ!
西野「関東高校の大友から果たし状や。今度こそ決着つけたるわ」ヘッ
中田「えっ……大丈夫ですか、兄貴。花菱高等学園は八割が杖所有者ですよ。大友んとこ、みんな若いんでしょ」
花田「兄貴。俺は若手ですよ」アハッ
中田「アホぬかせ。じきに仲間入りじゃ。半世紀過ぎたら時間なんぞ彗星のごとくやぞ!」
森島「今日の会合は欠席ですけど、野村族長入れたら平均年齢少し下がりましたからな。ええんとちゃいますか」クッ
西野「念のため山王高校の奴らも呼び出しとけ。数でかかればたいしたことないわ」フフッ
中田「はあ」ピッポッ

五味「こんちゃ! 今日はよろしくお願いしますアニキ!」ニヤニヤ
中田「なんでもええけど、お前んとこのアニキ影薄いな。生きとんのかい」
五味「うちの白山はこけおどし専門なんで、出張させるとボロ出まくりなんです。中田のアニキと一緒で」ニヤニヤ
中田「アホとアホなんはお互いわかっとるわ。ガンとばして怒鳴るくらいしか必殺技ないねん。どないしよ」ハア…
五味「元気出してくださいよー! 今日は俺が隣でニヤニヤして、大友サイドの苛立ちを誘ってみますから!」ニヤニヤ
中田「うん。頼むわな。ニヤニヤか。今度練習してみるわ……」キャハッ☆
五味「」ビクッ
中田「あれ、予想以上の反応やな。これでいこっかな」→ナカタ ハ キャハッ ヲ オボエタ

西野「バイク、思ったよりキツいな」ブルルン,ブルルン
花田「それより革ジャンがはち切れそうですわ。参ったなあ……ダイエット必要かなあ……」
中田「あほ。兄貴より肥って恥かかさん努力をするのが下のモンの役目とちゃうんかい。いざとなったら盾がわりになれるくらい肥れ!」
花田「」エエー
西野「おっ、大友や。今日は水デッポウ持ってやがるな」
大友「ーー人の世に。生まれし頃より。外道なり」チャキッ
市川「兄貴。また銃口俺のほう向いてますけど」ウフフ
大友「えい」ピューッ
市川「やだっ。冷たい☆」アハン
西野「半裸に着流しという戦闘服があったか。盲点やったで。様になっとるやないけ」チッ
花田「いやいやいや。下フンドシやないですか。アチラさん歩きやからええけど、俺たちバイクですよ? 公道半ケツで走るの寒いですわ」アハッ

中田「夜のグラサンはアカンな。なんも見えへんわ」
五味「とりあえず、いつもので様子みます?」ニヤニヤ
中田「うん」アニョハセヨー!
大友「市川。日本刀」
市川「はい」ウフフ
大友「御免!」ザクッザクザク
中田「」ギャー
五味「」イヤー
西野「『同じネタは三回以上やるな』ゆうたやろが。来世では大阪人を名乗るな!」ボケッ
中田「あ、兄貴……サランヘヨー……」チーン!

大友「つまらんモノを斬っちまった」フフッ
西野「勉強意欲はあるんやけどな。如何せん学習能力がないねん」ナカタ…
市川「それ以前にサイドカーに乗ってくる暴走族ダメでしょ」ウフフ
花田「誰に口聞いとんじゃ。この御方をどなたと心得る。先の副将軍改め花菱高等学園の番長、西野一雄さんにあらせられるぞ!」オラオラ
市川「アニキ。絹のハンカチ、俺はまだ二回目ですよね?」ウフフ
大友「ゆるす」フフッ
花田「市川さま、さきほどの御無礼をお許しください。わたくしめをハチ公とお呼びください」ワンッ
西野「花田。お前ホンマに節操なしやの。これ以上恥さらす前に、この手で介錯したるわ」パキポキ
大友「貸そうか?」チャキッ
西野「サンキュー。成敗!」ザクッ
花田「」アアーン!

西野「ん。スッキリした。族のほうは野村を討った後に、一から建て直すから。今日は帰るわ」ホイ
大友「御老公。面白そうなのでついていきます」ペコリ
市川「新体制ですね。着流しとフンドシもう一丁、発注しとかなきゃ」ウフフ☆


劇終。



prev | next


data main top





×