スタートライン

こんな感じで。


「おー、久しぶりタルタロス」
「………やっぱりあんたも来るんだ…」
「え、嫌だったか?」
「そうじゃないけど…」

久々に見たタルタロスはやっぱりタルタロスだった(意味不明)まぁ今頃はルークが親善大使でアニスがイオンがいねー!ってなってるかな。あ、多分城も大騒ぎだよ。俺抜けて来たし(いつものこと、で終わってそうだけど)

そんな感じでイオンとリースと、あとシンクで六神将の待つタルタロスに向かってます。呑気だなぁ俺ら。



「……………なんでテメェがいるんだぁぁぁあぁぁ!!?」
「おいおい、兄様に向かってそんな言い方はないだろアッ君」
「アッ君ってなんだ!しかも自分で様つけてんじゃねーよ!!帰れ!」
「うるさいわよアッ君」
「なんなんだこいつらー!!」


タルタロスに入ってすぐにお出迎えしたのはアッシュだった。うん、まぁまさかアッシュが出迎えとは思わなかったよ。…ってまぁ俺とリースが此処にいるのを知ってるのはアッシュ以外の六神将だし。


「つーか何しに来た?!仕事は?!」
「……………暇なんだもの」
「仕事しろ、仕事!!!」
「平気よ、ナタリアがいるもの」
「ナタリアに全て押し付けるつもりか?!」
「ナタリアナタリアうるさいよデコ」

リースとアッシュが言い争ってたんだけど、終わりがあまりに見えないからってシンクがアッシュを殴って終わった。イオンがにこにこと笑顔で見ているのが気になる。


「リーヴス、いっそ今アッシュの財布から金を盗っ…じゃなくて返してもらえばいいんじゃないですか?」
「お、すげーナイスアイディアイオン!」

と、いうわけで。イオンと俺でアッシュの財布を探してる。後ろでシンクとリースが呆れてたのは分かったけど。…あ、つーかアッシュってば財布薄!!薄月給なのか?もしくはアッシュだけ給料少ないとか?


「…あれって、一応王族と導師だよね?なにやってんの…」
「しかも二人とも…レプリカなのに被験者より強いって…哀れね(笑)」
「…ていうか二回目なんだから、被験者より強いに決まってるよ」
「…………250ガルドってなんだぁぁあぁぁ!!?」
「「「少な」」」


アッシュの財布に入っていたのは、全財産は250ガルド。いや、こいつどんだけ金ないんだよー真相はアリエッタがアッシュの財布からいつもお金をくすめ取っていたのが本当の話。(イオンの陰謀で六神将で一番給料が少ないとの噂もあり)


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