もう少し、

そんなんでいいのか教団


「叔父上ーただいまー!あ、義姉上も!」
「ルークか。無事で何よりだ」


ルーク…可愛くなっちゃって…!← てかリース、此処にいたんだ。知らなかった← あれ、俺ってば睨まれてるし。…モースがいるところ抜け出したせいか?なんかこの空気ヤバい気がする(絶対あとで怒られる)

「そちらは連絡があった和平の使者か?」
「ローレライ教団の導師イオンです」
「マルクト帝国第三師団師団長、ジェイド・カーティスと申します。ピオニー皇帝陛下の名代として参りました」


おー…前回とかなり内容が違うな。シンクはイオンの護衛って連絡来てたし…。実際にはルークたちとの連絡係だけど。あ、父上の顔色が変わって…ん?なんかヤバい感じが…


「……迷惑をいつもかけているな…」
「いえ、そんなことはございません」

父上もジェイドあからさまに俺を見て言うなぁぁあぁぁあぁ!!!くそ、マルクトに遊びに行く度にジェイドに捕まるってどこから情報が漏れてんだ?あぁ、この空気耐えられない…


「…お父様、それより和平…」


あ、今リースに言われるまで父上、和平の話して忘れてただろ…。アニスから親書を受け取ったリース。


「陛下!騙されてはなりませんぞ。マルクトは着々と戦争の準備を…」
「黙りなさいうるさいですよぶ…じゃなくてモース。いい加減ダアトに戻って仕事して下さい。丸焼きにされたいんですか?」
「カイツールは至って平和。それ以前にいくら大詠師といえど他国の政治に首を突っ込むなんて…ダアトの品格下げるつもり?」


うわ、モースってばイオンとシンクに畳みかけられてるし…。年下に負けてるモースがマジウケる。リースが笑い堪えてるし…。モースは顔を真っ赤にしながら黙ったしな。あーよかった←


「和平の使者よ、今日のところは休むといい」
「ありがとうございます」

イオンが先程から打って変わって笑顔で父上に向き直った。あ、あのかわりようについていけない奴がいる(ティア、ガイあたりか)


「ルーク、シュザンヌ様が倒れたわ。今、ナタリアが見に行ったんだけれど…早く行ってあげなさい?」
「じゃあ義姉上も!」

えぇーこの流れだと俺も行くんだ…。モースに向かってイオンが一回笑った。それからリースとルークに続いて、謁見の間をあとにする。仕方ないから俺も行こうかな、と父上に行ってから謁見の間を出た。

城を出る直前に、前を歩いていたシンクとイオンを越すような形で小さく呟いた。



「明日、予定通りタルタロス」

明日、シンクがイオンを連れてタルタロスへ。ちなみに俺も一緒に!リースはルークたちと(…多分?)出入口の見張りはアッシュにしてもらい、一度アクゼリュスにいるリグレットとアリエッタも合流するわけだ。

久々に全員揃うなーっと、屋敷の前で待っているルークたちに向かって歩き出す。…ってその会話を若干ジェイドが聞いていたとは…まぁ知ってたけどな♪←


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