来神シズイザ設定
それは数学の時間だった。
「だりぃ。」
理系が苦手な静雄は、やる気がまったくなく、窓の外を眺めていた。すると、体操服を着た臨也と門田が準備体操をしている。多分、体育の授業なのだろう。
臨也は静雄の存在に気づき、手を振った。そして、何やら口をパクパクと動かしている。
「・・・・・何言ってんだ、あいつ。」
静雄は軽く飽きれながら、臨也の顔を眺めた。すると、臨也はプンプンと頬を膨らませ、思いっ切り静雄に向かってあっかんべーをしてきた。
「あ"ぁ?」
静雄は一瞬キレそうになったが、先程の声でクラス全員プラス先生が恐縮しているのに気づき、自重した。
また臨也に視線を戻すと、くすくすと笑っている。そしてまた、口をパクパクと動かしていた。
「だから、何言ってんだよ・・・・。」
やはり静雄にはわからなかった。しかし、先程と違って、臨也がまだ口を動かしている。さすがに、何か大事なことでも言っているのではないかと思い、静雄は臨也の口元をよく見た。
「す」
「き」
「だ」
「よ」
「・・・好きだよ。」
静雄の顔は赤く染まり、それを見た臨也も赤くなっていた。そして満足げに微笑み、門田のところへ戻っていく。
「・・・何なんだよ、あいつは!」
静雄は机に俯せて赤くなった顔を隠し、もう授業どころではなくなってしまった。
見つめるその先に
(必ずあなたがいるの。)
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私も数学というか、理系大嫌いですw文系なんでww
シズちゃんも真面目に授業受けてなさそうだな、と思い書いてみました。
いや、案外臨也のほうが真面目に受けてないかもω
気持ち静雄→←臨也でお願いします(笑)
from西瓜