※付き合ってる設定
「ねぇ、シズちゃん。」
とある新宿のマンションの一室で、臨也はもっとも愛しい人の名を呼んだ。
「あぁ?」
テレビを見ていた静雄は、さっきまでパソコンに向かっていた臨也が、いきなり真剣な声で話かけてきたので、怪訝な顔をして臨也を見た。
「俺ってさ、シズちゃんと付き合う前、シズちゃんのこと大嫌いって言ってたよね?」
「・・・・・なんだよ、いきなり。」
唐突な質問に、静雄はますます怪訝な顔をした。
確かに、静雄と臨也は犬猿の仲だったので、臨也が静雄のことを大嫌いであっても、おかしくないだろう。
「いや、さっきふと思ったんだけど、俺シズちゃんのこと今じゃこんなに愛してるのに、なんで嫌いだとか死ねだとか言えたんだろうなぁ、って。」
混乱する静雄をよそに、臨也は話を続けた。
「俺さ、たぶんシズちゃんに嫌われるのが怖かったから、先に自分が嫌っちゃおうって思って、シズちゃんにあんなこと言っちゃったんだと思う。」
「・・・・・・・。」
静雄は、いつになく素直な臨也に驚いた。しかし、こんな機会はめったにないので、真剣に聞く。
「シズちゃんにはいろいろしちゃったし、嫌われるのも当然だったけどね。だけど、怖かった。」
臨也の身体は少し震えていた。そんな臨也の様子を見て、静雄も口を開く。
「別に嫌ってなんかねーよ。だったら、こうして付き合ってなんかないだろ?」
静雄の言葉に、臨也は頬を緩くした。しかし、また真剣な表情に戻る。
「わかってるよ。今はシズちゃんに愛されて幸せだしね。でも、もしシズちゃんに拒絶されてたら、俺絶対シズちゃんのこと殺してた。」
「・・・そうか。」
「そしてそのあと、自分も死んじゃってたと思う。だから、よかった。シズちゃんと想いが通じ合って。」
少し泣きそうな顔をしながら、臨也は静雄の胸に顔をうめた。静雄は優しく臨也の頭を撫でる。
「俺はもう絶対お前に『嫌い』なんて言わねーよ。拒絶なんてする気力もねぇ。」
少し赤くなりながら、静雄は呟く。
「大丈夫だ。俺は、お前のこと、愛してるから。」
静雄からこんな言葉が出てくるとは思っていなかった臨也は驚いたが、すぐに嬉しそうに微笑み、少し背伸びして静雄に口づけた。
嫌われるのならいっそ
(あなたを殺してしまいたい。)
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あれ?
ラブラブを目指したのに、なんか臨也がヤンデレな話になっちゃったような・・・
ま、気にしない!!!!←
原作ではお互い嫌い嫌い言い合ってるけど、本当は愛し合ってるんだよ、きっとww
その気持ちを伝えたかった・・・orz←
乱文すいません(泣)
from西瓜