「くしゅん!」
池袋の街中に響き渡る一つのくしゃみ。それは臨也が発したものだった。
突然の出来事に、静雄は振り回していた標識を止める。
「お前、風邪ひいてんのかよ。」
「・・・・まぁね、俺はシズちゃんと違って、病弱だから。」
いつもより顔がほんのりと赤い臨也を見て、静雄は少し戸惑う。だが、いつもどおり悪態をついた。
「ちっ、風邪なら近づくなよ。うつるだろ。」
「大丈夫だって。シズちゃん、馬鹿でしょ?」
「あ"ぁ?」
静雄は馬鹿と言われキレそうになったが、臨也の少ししんどそうな様子を見て、その怒りも消え去ってしまった。
「・・・・・もういい。今日は萎えた。早く帰って寝やがれ。」
「あっれー。もしかしてシズちゃん、俺のこと心配してくれてんの?」
「は?ちげーよ。風邪菌をこれ以上撒き散らされたらたまんねーからだ。さっさと消え去れ。」
静雄は臨也の挑発をスルーして、それだけを言うと、さっさとどこかに行ってしまった。
「なんだよ・・・・、もう。」
静雄と闘えなくて不満に思った臨也だが、本格的に頭が痛くなり始めたので、家に帰ることにした。
新宿にある自宅につくと、臨也は玄関のドアにかかっているビニール袋を見つけた。
「・・・何だろ、これ。」
ビニール袋を開いて中を見ると、そこには冷えピタとカイロが入れてある。そして、かすかにタバコの匂いがした。
「これ、もしかして・・・・・。」
頭に浮かんだのは、自分と犬猿の仲のバーテン服の男。彼はヘビースモーカーだから、タバコの匂いがするはずだ。
「それにしても、冷えピタとカイロって一緒に入れていいわけ?冷たいのと暖かいのが、グチャグチャになっちゃうじゃん。」
バーテン服の男が冷えピタとカイロを買うところを想像し、声をあげて笑う。
「今度会った時・・・・お礼言わなきゃね。」
臨也は嬉しそうに微笑み、冷えピタとカイロが入った袋を大事そうに抱きしめた。
あなたの小さな優しさを
(私はしっかり受け取りました。)
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もう文がグチャグチャだ(笑)
激しく乱文ですいません;ω;
今回は風邪ひき臨也というわけですが、私はどっちかというと風邪ひきにくい体質ですね←馬鹿だからw
病弱な臨也を、シズちゃんは優しく労ったらいいよwww←←
from西瓜