■切なる願い(ディセリド)
マイディセには設定がぼやーっとしかありませんでして・・ですので、この子は今回限定の仕様かもしれません(何
大体某キャラを模した見た目だったんですけど、3の終盤ではレイスを模そうとしてリチャードになっちまってたりしてます(何

名前:ミナト(今回仕様)
性別:男
一人称:僕(今回仕様)
職業:多分戦士とか
性格:ゲームプレイ中は無口で冷静なタイプだったんですが、いざこれを書いていると全く違うキャラになったのはどういうことなの(お前がそれ言うか)

▼今回はRM2設定



「ねぇ、リッド」
居なくなったファラを探し火山へ向かう途中、ミナトが呟く。
「正直僕ね、今ファラになんて言ったら良いか分からないんだ」
そう言ってミナトは少し困った様に笑った。
過去を聞き及んだ上で対峙した時、自分は何と言って彼女を説得するのだろう。
考えてもすっきりとした答えが、言葉が浮かばない。
「どんな言葉も正しくない気がして・・傷つけちゃうのが怖いのかな」
情けないよね、そう言ってまた眉を下げる。

「でもね」

ミナトは言葉を区切ると、自身の掌を開き、見つめ、そしてゆっくりと拳を握った。
自分に言い聞かせる様に、決意を込めて。

「助けたいって思ってるのはホントだから、上手く言葉には出来ないけど、この胸の想いを剣に乗せて、僕は戦うよ」
「ああ・・ありがとな」

にっこりと笑ったミナトに、リッドも思わず少しつられてしまう。
こいつが言うと、なんでも良い方向に行く気がするのは、彼がディセンダーだからなのか、それともミナト故なのか

「あとね、もしリッドが同じようになったら、必ず真っ先に助けに行くから」
「オレは別に心に負なんて・・・」

突然自分に話の矛先が向き、リッドは少し驚いた後ミナトの言葉をやんわりと否定した。
しかし


「本当に?」


ミナトは真っ直ぐにリッドを見つめてくる。
この瞳は少し苦手だ。純粋な煌めきを持つが、心の全てを見透かされてしまいそうで

「兎に角、覚えててね。リッドが辛くなったら、いの一番に、誰よりも早く、助けに行くから」

言いつつ、ミナトは歩調を少し速め、リッドを追い抜く。そして立ち止まり


「大好きだよ」


振り返って満面の笑顔でそう告げると
さぁ、ファラを助けに行こう!と、改めて意気込んで目的地に向かって歩みを進めて行った。
告げられた側のリッドは言葉の意味を理解するのに時間を要し、暫くポカンとしていた。
そして理解した瞬間、ミナトにどういう事だと詰め寄りたくなったが
今はそんな場合ではないと今の出来事にまつわる思考を努めて頭の隅に追いやり
随分と先に進んでしまったミナトを足早に追いかけた。
「おい、待てよミナト!」
「リッドーこっちから奥に進めるよー!」

少し後ろのリッドに、声量に気をつけながら、進路を伝える。
この辺りはまだそう強いモンスターが居るエリアではないから、多少大声でも大丈夫だろう。

了解の意を示しながら、リッドがこちらへ向かってくる。
その姿を見つめながら、ミナトは切なげに笑みを浮かべた。



(キミ自身でさえも気付かぬ傷を、癒す力があればと切に願う)

--オワリオワリッド--
こういう時なんて言って良いか分からない
取り敢えず言葉に出来ないこの気持ちを剣に乗せて、なんとしても届かせる為に戦う
・・ネガファラ戦の時はマジでそう思ってました(コラそこ、厨二乙とか言うな)

ファラの過去を聞く流れと捜索の流れがごちゃついてますがご容赦下さい。
ディセンダーの強みは、やっぱりその純粋さだよね、と思いつつ、やっぱりディセンダー=自分と思うのは難しい管理人でした。

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