■君の世界(ヒュリド)
んー特に現パロという訳ではないんですが、マイソロかと言われると・・・?
まぁ雰囲気で読んで頂ければ幸いです


テーブルの上に置かれたあるものを見つけたリッド
(お、ヒューバートの眼鏡だ)
リビングに本人の姿は無い。顔でも洗いに行っているのだろうか
リッドはそっと眼鏡に手を伸ばす。まるで悪戯がばれないように息を潜める子供の様だ。
(前からどんなもんか気になってたんだよな〜)
好奇心に小さく笑みを浮かべながら眼鏡をかけたリッドだったが、急に視界が歪み、足元がふらついた。
「大丈夫ですか?」
思わず倒れそうになった瞬間、背を支えてくれた手に安堵したのも束の間、この眼鏡の持ち主の声にリッドは「あ」と声を漏らした。まさに、悪戯が見つかった子供そのものだ。
「全く、何をやっているんです貴方は。これはおもちゃじゃありません。大体リッドさんみたいな視力の良い人には逆効果です。目が悪くなりますよ」
という訳で早く返して下さい、と返却を求めるヒューバートにリッドはむくれた。
勝手に触ったのは悪かったと思っているが、こうも捲くし立てられるとリッドにはそれこそ逆効果で、意地張りの性格が表に出てしまうのだ。
「ちょっと試しただけでそんな小言言わなくたっていいだろ」
やや乱暴に眼鏡を外したリッドはそれを押し付けるようにヒューバートに返す。
「ヒューバートがどんな世界見てるのか知りたかっただけなのに・・・」
ソファにどかりと腰掛けると肘掛に肘をついて、頬を膨らませながら完全に拗ねた子供の態度で呟かれた言葉にヒューバートは戦慄した。

(なんて可愛いことを言うんですか貴方って人は!!!)



視力を死力って変換しちゃって意味分かってるんだけど漢字だけ見るとなんか厨二っぽいw

prev back next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -