■秘密の集会(クラスリ)


リッド「なんか落としたぜクラース、ほい」
クラース「Σ!!・・あ、ああすまない、有難う」
リッド「んな慌てて取り戻すなんて、よっぽど大事な本なんだな」
クラース「そ、そうなんだ、貴重な文献でね、ははは・・でっではな・・(そそくさ)」
リッド「おー、・・・?」

キョロキョロと辺りを見回し、人気がないことを確認して、クラースはある一室に滑り込んだ。
ロニ「おせーぞ、クラース」
ゼロス「この部屋に入るトコ、誰にも見られてないだろーな?」
クラース「ああ、勿論だ」
出迎えたのはニヤリと笑うロニとゼロス、そして微妙に眉間に皺を寄せたキールの三人。
例のモノは?と催促してくるロニに本にカムフラージュしたそれを渡す。
受け取ったロニがページを開くとゼロスもそれを覗き込んだ。
キールはどこか落ち着かない様子で、しかし中身を見たがっていることは明白だった。

ロニ「にっしても、このアルバムも大分埋まったよなぁ」
キール「・・隠し撮り写真なんて、見つかったら間違いなくリッドに殴られるだろうな・・」
ゼロス「てゆーか、俺様的にはお前さんがこれに参加してること自体が驚きなんだけど」
キール「・・っ、僕だって最初はこんなこと止めさせようと・・」
ロニ「だーけーど、自分の持ってないリッドのレアな写真が欲しくなって、そのまま居着いたってことだな?」
ゼロス「欲望に忠実だねーでっひゃっひゃっひゃ」
キール「うっうるさいうるさい!」
クラース「お前たちその辺にしておけ、そろそろ始めるぞ」

クラースの呼びかけで「今日の収穫は?」「イイのあるぜ〜」とリッドの様々な隠し撮り写真がトレードされ、アルバムに収まっていく。
この秘蔵書の管理をクラースが担っているのは、ロニやゼロスよりも書物を持っていて怪しまれず、キールではリッドと接する機会が多い故バレてしまう危険性が高いからである。

ロニ「にしてもクラースが用意する写真はレベル高ぇよな・・どんな方法使ってるんだ?」
クラース「それは企業秘密だ、お前たちには教えられんな(フッ」

リッドの与り知らぬところで、今日も男たちの会合は続いていく・・
--オワリオワリッド--
クラースさんは絶対えろ本ネタにしようと思っていました(キリッ
えろ本の内容を手取り足取り腰取りリッドさんに教授するクラースさんのネタとどっちが良かったですかね?(笑)
クラリドだとクラトス×リッドと被るので、苦肉の策でこう表記してみましたが如何なものか・・メンバーに特に意味はないです、そういう方向性で思いついた人達で。
微妙に消化不良なので、隠し撮りがリッドにバレた後の彼らでも考えようかな、尻に敷かれマンだし(笑)

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