novel | ナノ


▽ 童話シリーズ:ルド太郎


ナレーション:ジュード
桃太郎:ルドガー
お爺さん:ルカ
お婆さん:イリア でお送りします、他の配役は見てからのお楽しみで
―――――――――――――――

昔昔、あるところにお爺さんとお婆さんが暮らしていました。お爺さんはお婆さんの尻に敷かれ、家事全般を丸投げされていました。お爺さんは今日も川へ洗濯に…

ルカ「はあ…なんで僕が…」

ルカお爺さんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃が流れてきました。

ルカ「………これどう見ても桃じゃないよね?ミラクルグミだよね?」

ごめん、ミラクルグミが流れてきました。

ルカ「ミラクルグミか…持って帰ってもイリアに全部取られるだろうし、僕が食べてもいい…よね?」

ルカお爺さんがミラクルグミを半分程食べると、中から身長170cmの青年が出てきました。

ルドガ-「…………」
ルカ「え、あの、え??」
ルドガ-「君、年と身長は?」
ルカ「え、15歳の168cmです…」

年齢が5つも下なのに身長が2cmしか違わない事にルドガーは凹み、鬼ヶ島…じゃなかった、ギンヌンガ・ガップにいる悪い精霊を退治しに行くことにしました。半分八つ当たりだよね…………

ルカ「きびだんごは?」
ルドガ-「いや、いい…………」


精霊退治に出掛けたルド太郎と名乗り始めたルドガーは、仲間を探しに出かけました。
ル-ク「犬だ、俺の仲間にしてやる、感謝しろ!」
ゼロス「猿だ、俺様も仲間に入れてくんね?」
スパ-ダ「雉だ、お前の剣になる!」
ルドガ-「いや結構です」

ちょ、そんな事言わないで、展開が変わっちゃうから!

ルドガ-「はぁ…………」


ギンヌンガ・ガップには3人の精霊がいると知ったルド太郎一行は、1人目の精霊とぶち当たる。
ミュゼ「あら?」
ゼロス「おーう、これは良いメロンじゃねーか!」
スパ-ダ「話が分かりますなゼロスさんよお!」
ミュゼ「あら、私に興味があるの?なら直接使役してみない?」
ゼロス・スパ-ダ「是非!」
ル-ク「おいいいから行くぞ!」
スパ-ダ「おい待てよ!あんなボインちゃん中々いねーって!」
ル-ク「俺は親善大使だぞ!俺が行くって言ったら行くんだ!」
ルドガ-「リーダー俺なのにな…」

ミュゼ「あら、残念♪」

ゴホン、1人目の精霊を退けたルド太郎一行は、2人目の精霊と出会いました。

ミラ「私に何か用か?」
ゼロス「おお、こっちも中々…」
スパ-ダ「中々のメロンだな…」
ルドガ-「このスケベ大魔王共は………あ!空飛ぶマーボーカレー!」
ミラ「!?どこだ!?」
ルドガ-「今だ行くぞ!」
ゼロス「ああ、メロンが…」

ミラ…2人目の精霊を退けたルド太郎は、ついに最後の精霊がいる部屋にたどり着きます。
ゼロス「さーて、次はどんなメロンか?」
スパ-ダ「この流れだと次はウンディーネかセルシウスか?」
ル-ク「おいいいから開けるぞ」

(ガチャ)

エミル「え、何かご用ですか?」

ゼロス「野郎かよ畜生!!!!!!!!」
スパ-ダ「期待させやがって!!!!!!!」
ルドガ-「確かに精霊だけど……!!」
エミル「え!?なんかよくわかりませんけどごめんなさい!!!」
ル-ク「おい、お前、俺らに倒されろ」
エミル「!?何でですか!?僕なにもしてませんよ!!??」
ゼロス「お前もスケベ大魔王ならメロンな姿で出てこいよ!!!」
エミル「だからあれはマルタが「魔神剣!!!」……………いきなり現れて何しやがるんだ屑共がぁ!!」
スパ-ダ「上等だ!メロンの恨み思い知れ!」
ラタトスク「そんなもん俺が知るかよ!!!!!!!あの2人はもう一人の俺が作る手料理を食べに来ただけだ!!!!!」
ゼロス「メロンの恨みは恐ろしいって事、思い知らせてやるよ!!!」
ラタトスク「だったら俺も大樹カーラーンの恨み、人間相手で晴らしてやるよ!!!アイン・ソフ・アウル!」

ルドガ-「………俺もう知らない……」

おわれ。

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