猫に留守番


「aaaちゃん……今日と明日いないけど、よろしくね!、クソ猫!ちゃんとaaaちゃん守りやがれよ!、それじゃあ」
「いってらっしゃい。愛してる…、浮気しないでね?」
「しねぇよ…、おれが愛せるのはaaaちゃんだけ」
「うん…。いってらっしゃい」


サンジが支店の視察に地方に行くことになり、家はaaaとゾロだけになった。
サンジという部屋の主を失った家は、いつも異常に静かだ。
aaaとゾロはリビングのソファに腰を掛け、寛いでいる。
「…二人きりだね」
「そうだな。…寂しいか?」
横に座るゾロが、aaaの顔を覗き込む。
「なんで?、ゾロがいるでしょ?、……ゾロは寂しい?」
「aaaがいる…」
ゾロはそう呟き、aaaに抱き着いた。
首筋に舌を這わせ、痕を残す。
「あ…っ、ゾロ…」
「aaa、大学は?」
するするとaaaの服を脱がしながら、ゾロが問う。
aaaは少し考えてから、「明日…」と言う。
「朝に一コマあるだけ…、だから」
そして続けてこう言った。
「そうか…」
ゾロは、に、と笑って、aaaを寝室に運んだ。

ベッドに着くと、ゾロはそそくさとaaaの下着に手を掛け、ホックを外す。
はらりと肌を滑り落ちる下着。
ゾロはじっとaaaの露になった胸を見ている。
「だめ…っ、見ないで…!」
胸を隠すaaaの両手を掴み広げると、再び露になる胸。
「aaa、かわいいんだよ…!」
ゾロはaaaの胸に吸い付くと、aaaは細い声を上げた。
「あぁっ、ゾロ…!」
「aaa…、どこがいい?」
下着の中に手を入れ、まさぐるゾロ。
「はぁ…っ、あっ、…そ、こ…!」
「ふうん…?」
ゾロはaaaの言った突起を刺激した。
「あぁ…ッ!」
aaaの甘い声が部屋に響き渡った。

行為の終わった二人は、静かにベッドに沈む。
「なぁ…aaa。…好きだ、愛してる」
aaaの頬に手を宛て、囁く。
「私も愛してる…、私の猫ちゃん」
ほのかに赤い顔で、微笑むaaa。
「aaa…、拾ってくれてありがとう」
「…ん?、急にどうしたの?」
「ちゃんと…、言えてなかったからよ」
ゾロはaaaをきつく抱きしめた。
「うん…大好き、大好き、愛してるよ、ゾロ。サンジも気に入ってるみたいだから…」
aaaはゾロの逞しい胸板に頬擦りした。
次第にうとうととするaaa。
「へぇ…、aaaのおかげだな」
「そっかな…」
ゾロに頭を撫でられ、意識が薄れていく。
「ねぇ…ゾロ……」
「ン?」
「あそこにいてくれて、ゾロに会えて…、ありがとう……」
それだけ言って、aaaは眠り入った。
「aaa…」
ゾロは目を閉じ、aaaの頭を撫でていた。

「……あ。ごはん」
起きたのは午後一時。
二時間ほど寝ていたみたいだ。
「ゾロ…、起きて…!」
「んー…」
「起きてっ!」
ボコ、とaaaはゾロの腹を軽く殴った。
「う…っ!」
「お昼ご飯、食べようか」
aaaはゾロを真似して、に、と笑った。
(似合ってる…)
ゾロは重い体を起こした。

お昼ご飯はaaaの手作りオムライスだった。




prev next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -