▽ それはやめなさい
(リリーが腐女子、CP発言注意)
魔法薬学の時間、リリー・エヴァンズはセブルス・スネイプとペアになって魔法薬を調合していた。
スネイプはリリーが同寮の友人より自分と組んでくれたことを嬉しく思い、ジェームズは歯ぎしりをしてそれを睨み付けている。
リリーの心境としては、ジェームズとセブルスはやく結婚しろである。
好きな子を苛めたい天の邪鬼ジェームズ×ヘタレツンデレセブルスktkrペロムシャアなんて考えているから2人は全く報われない。
「先生、できました」
魔法薬学の優秀なリリーとスネイプが組んだのだ、調合は呆気なく終わった。
その直後にシリウス・ブラックの姉であるアンタレス・ブラックとヤックスリーのペアが魔法薬を提出した。
対抗心を燃やしたジェームズとシリウスもまた驚異的な速さで提出し、スネイプにちょっかいをかけはじめる。
「(まさかの三角関係!?ポッター→→→←セブ←←ブラック!?ぷまい!!)」
リリーはその光景を眺めながら鼻を抑えた。
更にそれを見ているのは同じように鼻を抑えたヤックスリーだった。
マグル同盟で最も早く腐りはじめた男である。
ヤックスリーの視線を辿ったアンタレスが同じ状態のリリーを見て状況を察した。
「あら、もしかして」
「もしかするんですよ、アンタレス」
「やったねヤックスリー!仲間が増えたよ!」
「それはやめてください」
アンタレスが無表情で禁断のネタを投下すると、ヤックスリーが心なしか顔色を悪くした。
まだ11歳なので原作を読むことは叶わないが、ひどく鬱になるらしい。
アンタレスの声が届いたマグル同盟とリリー、そしてピーター・ペティグリューがどんよりとした雰囲気を醸し出した。ネットで話題にのぼり、所々で使用されるこのネタは本当にガチで恐ろしいネタだと聞く。
なんとなく微妙な雰囲気で授業を終え、マグル同盟はさっさと地下牢を後にした。ふくろう通販で買った"アニメ雑誌"というものを読むためだ。
残されたリリーとピーターはた○ちゃんショックに襲われていたが、ふっと我に帰る。
「ね、ねぇリリー…どうしてアンタレス・ブラックがあのネタを知ってたのかな」
「わからない、けど…」
なんだか同志のニオイがするわ。
キラリとエメラルドの瞳を光らせたリリーにピーターを除く他の3人は首を傾げたのであった。
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