「オイ、いい加減起きやがれテメェ等!」
「やーめーろーやー!」
「痛!テメ、なまえ、蹴りやがったな!」
「俺に命令するなタス屋」
「変な省略を止めろ!トラファルガー」
「今何時よー」
「タイトルの脇見ろよ」
「ねえロー世界が壊れるようなこと言わないでくんない」
「4時30分だ」
「へえ。だいぶ寝たな」
「今から授業間に合うと思う?」
「無理だろ」
「HRも終わっちまってるんじゃねェか」
「…ということは」
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「どうせ逃げるだろうと思って網張っといたんだが…当たりだったな」
「ちょっスモーカー先生!」
「風紀委員会フル装備とは…」
「正々堂々と校門から帰ろうとした俺達も悪いけどな」
「お前らには何としてでもトイレ掃除をやらせろと校長からのお達しだ」
「センゴクめぇぇえ」
「他から逃げようと思うなよ。コイツ等が張ってる」
さっさと戻れ。スモーカー先生の言うまま、あたし達はしぶしぶ昇降口に背を向けた。
その際に、ローは叫ぶ。
「クソ、覚えていろよ…!いつか酷い目見せてやる!」
「止めろクソファルガー」
「あたし等そんな悪役みたいな退場の仕方したくないから」
「お前らどっちの味方だ」
トイレ掃除は間逃れそうにない午後4時30分。
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