「よしなまえ、ユースタス屋、お待ちかねの昼飯だ!購買に乗り込むぞ」
「おうともよ!」
「あ。俺今日パス」
「「ノリ悪男」」
「黙れ!」
「なにさキッドまださっきの事怒ってんの?それなら悪いのはローだけだからね。あたし止めたもん」
「別に怒ってねェよ」
「怒ってないだと…!?クソ」
「テメェはほんとに黙ってろ」
「なになにー?キッドまさか彼女できたとかぁ?」
「……」
「…まじかよ」
「…嘘だろユースタス屋。おい…ユースタス屋ぁあああ!」
「煩ェ!!」
「ちょ、聞いてないよキッド君」
「聞かれてねェし」
「俺達は秘密・隠し事はナシ★の仲じゃないのかよ」
「そんなこと言ってあたしローの部屋のベットの下にあんなものやこんなものがあること知ってるんだからね」
「俺が変態なのはご存じだろうが」
「まさか胸張られるとは……ってアレ?キッドいない!」
「畜生あの野郎…5時間目のお昼寝タイムは中止だ。奴を質問攻めにするぞ」
「もうあたし等に隠し事なんかしようと思わない程に攻めてやる!」
「(ゾクゾク)」
「どうしたんですか?キッドきゅん」
「いや…何でもねェ」
「風邪ですか!だったらこのあたしが愛の魔法で治してあげますよほらカムォーン!!へぶらっ」
「黙って食ってろアホ女!」
「ふぁい…」
何で俺は一日に何度も変態の相手をしなきゃならねェんだクソ。
「ほらキッドさん、あーん」
(………ぱく)
「ふふー!なんか、夫婦みたいでいいですね!」
しかしどちらかといえば。まだ可愛げのあるこちらの変態を優先しちまう俺はとんだ馬鹿野郎だ。
正午過ぎ。あのユースタス・キッドに(変態な)彼女がいるらしい!
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