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「さあー!!!!みなさん!今日も張り切って海賊稼業に励みましょうねえ!!」

フライパンをカンカンカンカン鳴らすなまえに、食堂にいたクルー達はこぞって頭を抱えた。

「グッ、頭痛ぇ」
「やめてくれなまえちゃん……二日酔いがうぷっ」
「もー!情けないですねぇ。ほら、朝ごはんはトンカツですよー!」
「おろろろろ」
「おいいい!!!トンカツって聞いてワイヤーが吐いたぞ!!!」
「やべ……もらいゲロしそう」
「俺達なんで昨日あんなに飲んだんだっけ」

「いい酒の肴があったからじゃないか」

しれっと告げたキラーに、クルー達もまた昨日の晩のことを思い出す。

「そうだそうだ。……たしか、なまえちゃんと頭がいい雰囲気で」
「それを全員暖かい目でチラ見しながら酒飲んで」
「いいムード作ってやろうって甲板から離れたところで酒飲み初めて」
「そしたら頭がなまえちゃんに…………」
「担がれて消えた二人を見送った俺達はそれから祝い酒を浴びるほど飲んで……」
「もれなく全員二日酔いに……」
「…………」
「…………」

「頭たち、あの後どうなったんだ?」

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