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沖田 総悟 様

拝啓
梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏がやってきましたね。
皆様、お変わりなくお元気でしょうか。

さて、今年はとても日差しが強くて暑いですね。

この前、日中に隣街までお出掛けしたんだけど、家に帰ったらもう顔真っ赤でヘロヘロになってしまいました。
そのせいでお母さんに夏バテした子ザルみたいって言われてしまい、ちょっとショックを受けました。でもね、鏡見たら本当にお猿みたいにまっかっかで、結局自分でも面白くって笑っちゃったんだ。

江戸はきっともっと暑いんでしょうね。
そっちの夏は蒸し風呂地獄だって、新沼さんちのおばちゃんから聞きました。
熱中症とか日射病とか、大丈夫ですか？
江戸のお巡りさん達は、制服真っ黒ですごく暑そうだよね。

これも近況なんですが最近武装警察24時っていう番組にハマって毎週見てます。
見始めたのはやっぱり総ちゃんがお巡りさんだっていうのが一番のきっかけなんだよ！
制服はその番組を見て知りました。
洋服だし凄くオシャレで、かっこいい！
流石都会って感じ！
総ちゃんもあの真っ黒なやつ着てるの？
総ちゃん、カッコ良いしとっても似合いそう。見てみたいな。素敵だろうな。

でもお仕事はやっぱりとても大変そう。
先週の3時間スペシャル、『対テロ特別組織真選組に完全密着！組織内完全コンプリート！』っていうすごい特集みたいだったから、もしかしたら総ちゃんとか近藤の兄ちゃん達とか映るかもって思って、録画もして生放送ずっと見てたんだよ。

凶悪な攘夷志士のアジト行って捕まえるのとか凄く怖そうだね。結局総ちゃん達は映ってなかったからちょっと残念だったけど、あんなに自分が危険な目にあっても、将軍様や江戸に住んでる人達のために闘ってるのは凄いなぁ。なんか感動しちゃった。

ああいうお仕事は怪我とか避けらないのかもしれないけど、気をつけてね。

最後に。
お水とかお茶とかしっかり飲んで、ご飯もいっぱい食べて、身体に気をつけて下さい。
無理せず、お仕事これからも頑張ってね。

かしこ

7月8日
名字 名前

追伸
同送品は、お素麺です。
美味しいので沢山食べて、夏を乗り切ってね！
これが届く時にはお誕生日終わっちゃってるけど…お誕生日おめでとう！！


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「あ、隊長探しましたよ！！食堂にあった大量のマヨネーズ全部にタバスコ仕込んだのって絶対隊長ですよね？！副長がマギギレして……って、何してんスか？」

「おー、ザキ良いとこに来たじゃねーかィ。お前、食堂行って素麺つゆパチってきなせェ。あとなんか薬味も。」

「は？ちょ、なんで庭で素麺なんか湯がいてんですか！なんですかその竹、何するつもりですか！！」

「見てわかんねーのかィ。流し素麺するんだよ。竹は樋でさァ。俺のお手製だぜィ？中々風流だろ。」

「いやいやいや！なんで急に？！そんなことしてないで、副長に早く謝りに行ってください！ホント、ヤバイんですからね！！」

「自分のでも無いもんを意地汚く食うほーが悪いでさァ。…つーか、お前は早く麺つゆと薬味取って来いや。いつまで突っ立ってんでィ。」

「グエッ、！痛っ、！！何すんですか！！蹴らないで下さい！！」

「上司命令1分以内に帰って来なかったら鼻からタバスコな。」

「え！ちょ、理不尽！」



前略

手紙、届きやした。ありがとう。
こっちは皆、元気でやまかしいくらいです。
あと、そーめんもありがとうございやした。
流しそーめんにして食う予定です。

で。礼と言っちゃなんですが、武州からの汽車のキップを送りやす。江戸は祭りも花火も武州よりずっとデカいんで、一度見にきてみなせェ。

ちなみに俺はテレビで映ってたヤツらの制服よりももっとカッコイイの着てるから。お前が江戸に来た時に見せてやらぁ。

じゃ、名前も夏バテに気をつけて下せぇ。
またな。

草々
七月某日 沖田総悟

名字 名前 サマ


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そろそろ暑中見舞いの時期ですね。
だいぶ遅れたけど、総ちゃんおたおめ！

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