プリーモ

バンッ!



「っ!!?何で・・・・何で!!?
夕翡ッ・・・






____げいむすたーと____
















「うにゅー、リング争奪戦終わって平和だなァ♪リング争奪戦中も普通に平和だったけど。」



ザンザス達はイタリアに帰り、ツナは晴れてボンゴレ10代目。

原作ではそろそろ未来編に突入なのだが・・・さてさてどうなるぼぅん!・・・・・か・・・・!!?

突然現れた煙に包まれて、夕翡は10年後の世界へ飛ばされた。







*







暗い闇


ガタッ


手で押すと、闇が揺らぎ光が差し込んだ。



「ゲッ。」



それは棺桶。

ツナが入っていたのと同じもので、ボンゴレの紋章がついている。

つまり・・・・10年後の自分は死んだっ・・・と?

まぁ、仮死弾の可能性もあるし、そう深刻に考えていない夕翡だが。



ツ「・・・・・・・・・夕翡?」

「! 10年後ツナ!久しぶり!!恭君とは仲良くヤってる?」

ツ「沈んでるかと思えば言うことそれ?シリアス空気ぶっ壊れたよ?」

「あは。別にそこまで落ち込むことでもないし?」

ツ「普通は落ち込むッていうかショックを受けると思うんだけど。」



そんなことを言いつつも、かすかにツナは笑っていた。

目の前には・・・・自分にとって10年前の夕翡。


どうして?


そんな思いが頭をよぎりツナの顔から笑みが消えた。


サァァァアアアアッッ


突然2人の間に強い風が吹く。



ツ「・・・・た・・は・・・来・・・。

「えっ?」

ツ「・・・・た・・・ず・・・。

「ツナ?聞こえな「ボゥンッ」煤v



煙とともに、この世界のツナは突然消え、14歳のツナが現れた。

ツナは呆然と夕翡を見つめている。

自分の身に何が起きたか、良く分かっていないのだろう。

とりあえず夕翡は


ドガッ



ツナを一発殴った←



ツ「っったー!!何すんだよ!!」

「ツナが何言ってたかわかんなかったじゃん!!己はごっきゅんか!!?」

ツ「は??俺何も言ってないじゃん!!意味わかんねぇよ!!」

「分かってよ!」

ツ「無理言うな。っていうか・・・ここどこ・・?それ・・・棺桶?」

「いまさら?」

ツ「煩い。まさか・・・10年の夕翡って。」



棺桶と夕翡を交互に見つめる。

棺桶に入ってるっていうのはそういうことだ。



「もしかしたら死んでるかも。」

ツ「っ!そんな気楽に!!」

「まぁまぁ、落ちつぐぎゅるるるる・・・・お腹空いた。」

ツ「ハァ。もう、いまさら何もいわないけどさ。とりあえず、ばーか。」

「言ってるし!!」



ツナは、改めて周りを見渡した。

木、木、木ばかり。

たぶんここは森の中。イタリアなのか、並盛なのかは分からないが・・・



ツ「夕翡、ここどこ?」

「並盛。近くにボンゴレアジトがあるんだけど・・・。どうやっていくかわかんない。」

ツ「ふぅん。とりあえず、歩くか。」

「そだね。」



ガサガサガサッッ


歩こうとした途端に、近くで音がした。草木を分ける音。

すかさず夕翡とツナは構える。



「10代目・・・そろそ・・・!?

「なんだ、ごっきゅんか。チッ。」

ツ「これが獄寺君?おとなっぽ・・・」

獄「な、何で10代目と夕翡が!!?」

「さぁ。なんか急に、前触れもなく。」

ツ「同じく。」

獄「そ、そんな・・・何でっ・・・まさk



ボゥンッ


また煙が現れ、10年後獄寺は消え呆然とした様子の獄寺が現れた。

は苦笑しながら、今の状況を獄寺に話す。

獄寺は納得しているのか微妙な顔だが・・・夕翡の言うことなら間違いないだろうという感じだ。

そして3人は歩きだした。



ツ「夕翡、どこ行くの?」

「アジトって言いたいけど・・・場所分かんないから適当に歩いてるだけだったりする。

獄「おいっ!それで大丈夫なのかよ!!」

「大丈夫!超直感があるんだよ!」

ツ「ねー、俺の超直感が夕翡を信用するなって言ってるー。」

「なっ「ガサガサッ」・・・・」



また、近くの草むらから音がした。

夕飯が取れるかもしれないと、獄寺は武器を構える。

すると、影が動き



「お前たち・・・・・?」



マントを羽織り、ゴーグルのようなものを掛けた・・・女性?が現れた。

[ 71/100 ]

[前へ] [次へ]



[main][top][back]





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -