Decimo

「今日は嵐のリング争奪戦だね。」

ツ「今日勝てば3勝だっけ?」

「そう。これって4勝4勝になっちゃったらどーすんだろ?」

ツ「さぁ。5勝すればいいんじゃない?」

「そうだね。まぁ・・・いまだに新技完成できないようじゃ終わってるけどね!

ツ「夕翡、本当のことだけどそんな風にいうなって。まぁ、右腕失「ドガッ!」あ、隼人馬鹿ー」

シャ「お前ら・・・邪魔しに来たんなら帰れ。



シャマルは呆れ顔で夕翡とツナを見た。

今日は嵐のリング争奪戦。

いまだに新技開発も出来ないダメダメな獄寺を応援しにきたのかと思えば、邪魔しかしていない2人。

特にツナ。ツナの発する一言一言に獄寺のガラスのハート(笑)は傷つけられ、獄寺はミス連発。



獄「く、夕翡・・邪魔すんねじゃねぇ!!」

「オイ、ゴルァ!!なんで私!?」

獄「うるせぇ!お前のせいに決まってんだろ!!」

ツ「そうだよ、夕翡。隼人の邪魔しないでくれる?」

「責任転換!!まったく!ツナなんかねー零地点突破はおろか、初代ファストエディションも出来るんだから!!」



夕翡は馬鹿にするかのように獄寺を嘲笑った。

そう、ツナはとっくに初代ファストエディションまで会得しているのだ。

もちろん、夕翡のヒントあってのことだがそれでもツナの理解力と超直感がなければ会得出来なかっただろう。



ツ「じゃぁ、隼人。頑張ってね。」

獄「はい!」

ツ「勝たないと右腕解雇だから。

獄「え゛」

ツ「冗談だよ?じゃぁね〜。」

「・・・・(ボソッ)たぶん本気だよ?」



楽しそうな笑みを浮かべ・・・邪魔だけしてツナと夕翡は帰っていった。

絶対に勝たなくては!というプレッシャーが獄寺にのしかかる・・・







*







〜深夜の並中〜



「ふわぁ〜・・・・眠い・・・」

ツ「はいはい。」



獄寺はまだ来ない。修行に失敗したのか・・?

待っている間、夕翡は持参していた布団に包まって寝ていた。

ズルルルルルル

ぁ、ベルが引きずりこまれた



べ「ちょっ、何??あったけーからいいけどさ♪」

リ「なにやってんだ、おめーは。」

「うにゅ・・・ねみぃ・・・スー・・スー」

ツ「ぁ、寝た。夕翡って寝るとき何かにしがみつく癖があるんだよね。」

リ「なんか嬉しそうだな。」

ツ「子供っぽいじゃん。」



いつも大人びていて?というか、冷静で

そんな夕翡の子供らしい一面。



ベ「・・・・王子苦しいんだけど。」

ツ「てか、隼人遅くない?もうすぐ時間なんだけど。」

リ「シャマルが止めてんのかもな。」

ベ「無視?王子無視とかいい度胸してんじゃん。」

ツ「そんなに強いの?相手の嵐の守護者って。」

リ「さぁな、見る限り馬鹿ッぽいぞ。」

ベ「聞けよ!!え、本気で無視しないで下さい・・・ちょっ・・・」


ズーン


ベ「もういいし・・・王子平気だし・・・寝よう。」



ベルは放置され、夕翡と一緒に眠りについた((

誰も何もいわない・・・いいのか、それで。

そして、時間ぎりぎりのところで



獄「獄寺隼人、行けまs



やっと登場した獄寺は夕翡の布団に引きずりこまれいった。



獄「は!?なんだこれ!!?」

ベ「一人増えて狭いんだだけど。」

「うにゅー・・・」

獄「てめっ、夕翡!!起きろ!!」

「・・・・・何で獄寺が私のとなりにっっ!!?

獄「てめぇが引っ張りこんだんだろうが!!」



獄寺が夕翡の耳元で怒鳴ると、やっと夕翡は目を覚ました。

目覚めて一番最初に見たのが獄寺のせいか、やや不機嫌なご様子。

隣の人物を見た瞬間、その態度は180度一変するのだが。



ベル様ぁー!!////

ベ「へっ。」

「ってなんで??何で2人してここにいるの??//」

ベ「なんでって俺の方が聞きてーし。夕翡に引っ張りこまれたんだけど。」

「そうなんだ〜(納得) じゃぁ、布団もあることだし。このまま大人の世「さっさと出てこい!」きゃー。」

ツ「たくっ。」



ツナに引っ張りだされ、ベルの貞操は守られた((

夕翡はムスーとしているものの、ベルを襲うのはフランだしなあーと自己完結。

まぁ、フラベルは10年後にならないと見れないのだけれど。



「じゃぁ、嵐のリング争奪戦始めようか。どうせごっきゅん負けるけど。」

獄「んだと!!?」

ベ「ししっ。王子が負けるわけねーし。」

「ですよねー!!!」

ツ「おい!!夕翡!」

「私ヴァリアーに行こうかなぁ。あー、あの若干1名嫌なのがいるのがなー。むー。」



そんなこんなで、嵐のリング争奪戦は始まった。

うん、まぁ・・・結局獄寺がベルを切れさせて、ばばんどがーんっがっしゃーんっってなって((

後もう少しでハリケーンタービンが爆発するっていうのに相変わらずリングのとりあいをしてるから。



「ごっきゅん、かもーん!!」

獄「てめっ!雰囲気壊すな!!」

夕「ごっきゅんが負けることなんて最初から分かってたんだから早く戻っておいでー。ベルも連れてきてね。」

ツ「夕翡!!ちゃかすなよ。たくっ。ほら、獄寺君。早く戻ってきて。」

「山本も何とか言ってあげて!!」

山「おーい、獄寺。戻ってこいよー。」←軽っ

「ごっきゅんが死んだら次の右腕はもっちゃ「獄寺隼人戻ります!」変わり身早っ!!」



よっぽど右腕の座を譲りたくないのか、獄寺は自分のリングを投げ捨て戻ってきた。

それでも、ベルとの戦いのせいで傷ついた体。安心したせいかばったりと倒れてしまった。



「よしよし、忠犬良く頑張った。」

獄「うる・・・せぇ・・・」

山「獄寺ー。大丈夫かー?」

ツ「医者・・・・・・・・・。」

シャ「俺は男は「「「知ってる。」」」んじゃな〜。」

「まぁ、ごっきゅんは大丈夫だとして。私はベルの方が心配なんだけど・・・。」



夕翡はそう言って、ベルのようすを見にいた。

自分の仲間より、ベルの方が心配とは・・・・

数分して、傷だらけでぼろぼろのベルを背負いながら夕翡は戻ってきた。



「あー、ベルツナも好き。」

ツ「突然なんだよ。

「ふと思い出しただけ。恭君は?」

ツ「来た。で、帰った。次の争奪戦は雨だって。」

「ふむ・・・・・・・・・。ってことは、雨の次が雪かなぁ。」

ツ「さぁ。まぁ、山本なら大丈夫だよね?」

「多分・・・・?というか、ベル。ヴァリアー帰ってるし。薄情者ー」



夕翡はとりあえず、ベルを床に置き傷の手当てを始めた。

それを獄寺に使ってやれと思ったツナだが、元々ベルのために持ってきたのかなーと考えると納得←

手当てが終わり、ベルをどうするのかと考えていたらおんぶした。



ツ「・・・夕翡?・・・まさか・・・」

「え?連れて帰るよ?ヴァリアーの場所知らないもん。」

ツ「いやいや、そいつ一応敵だからね?」

「関係なし。敵って言ってもボンゴレだし。大丈夫だよ、ツナは私が守るから!!」

リ「そうだな。敵に恩を売っておくのも悪くねぇ(にや」

ツ「リボーン・・・・。ハァ・・・どうせ何を言っても聞かないんだろ?」

「うん!さー、帰ろー。」



こうして嵐のリング争奪戦は幕を閉じた。

そこっ、短いとか言わない!!雷よりはましでしょ!晴なんて書いてないから!

ただいま、2勝2敗

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