Eleven
今日、女子は家庭で調理実習。
男子は技術で木材運びの日だった。
はずなのに・・・・・
先「・・・・
どうして沢田君と獄寺君がいるのかしら?」
先生は2人を見つめて聞いた。
2人は顔を真っ赤にしてうつむく。
ご丁寧に女子の制服まで来ているのだ。
夕翡は萌え死に寸前だった。
どうしてこんなことになったのかと言うと、さかのぼること数十分前。
--------------------
---------------
----------
-----
「ツナ、
今日家庭科においで」
ツ「突然なんだよ!!」
「いいから、ねっ?」
獄「10代目が行くなら俺も!!」
「本当!?ごっきゅんも女装してくれるの!?」
「「は?」」「女子に変装して授業受ければNo Problem!」
ツ「いや、そんなことするくらいなら技術受けるから!!」
「
ツナに拒否権あるわけないじゃん☆ってことでLet's change clothes!」
ツ「え・・・・本気?・・・(汗)・・・
ギャアアア!」
すごい叫び声が響いた。
夕翡が黒ツナ化してきてるのはたぶん気のせいじゃない。
そして数分後・・・2人の着替えは完成した。
ツ「うぅ;」
獄「見んじゃねーよ!!///」
「ブハッ)超似合ってる////」
「「嬉しくない!/ねー!!」」そして今に至ると。
先生は突っ込みはしたものの、2人に家庭科の授業を受けさせるし・・・・
夕翡の
脅し説得に負けたんだろう・・・
「いやー。可愛すぎる///家に帰ったらメイドコスプレさせよう///」
ツ「何考えてるの煤v
京「
よく似合ってる。」
ツ「って・・えぇ!?」
いつの間にか夕翡の隣には・・・ツナに見惚れ、顔を赤く染めている京子がいた。
「京子ちゃん・・・・もしかして!!」
夕翡は直感した。
夢小説でよくあるパターン・・・・?
京子が・・・まさか
「腐女子?」
京「勿論///夕翡ちゃんも?」
「うん!!!!」
ガシッ
2人は分かち合った。
手を握り合い、輝いた目で相手を見る。
同士!っと。
京「ツナ君、前々から萌えるって思ってたけど・・・あんまり言えなくて。」
「うん!!ツナは超可愛いよね///国宝。」
京「うん!天然記念物だよね!!すっごい受け顔!」
「神だよね!!でも、へたれ攻めだよ!ツナは!!」
京「狽ヨたれ攻めか〜。いいかも・・・。」
ツ「・・・・・・・(褒められてるの?)」
すっかり意気投合した夕翡と京子。
だけど、今は家庭科の時間だよ?
今日の課題であるおにぎりを早く作らねばと・・・・
ふとツナの方を見ると・・・・
ツ「う〜。難しい;」
獄「米_g。塩_g」
握るたびに形が崩れ、おにぎりから遠ざかっていくおにぎりをつくっているツナと
いまだ材料を図っている獄寺がいた。
「あぁ!!ツナは力弱すぎ、もっとちゃんと握って!ごっきゅんは細かい!おにぎりは分量量りません!」
ツ「え?弱いの?」
獄「正確に量んなきゃしょうがねーだろ!」
「ごっきゅん、これは理科じゃないからいいの!味の違いなんてさほどないし人の好みによって分量は変わるんだから。」
獄「そ・・・そうなのか。」
夕翡のすごい剣幕に押され、少したじたじ。
ツ「夕翡、こんな感じ?」
やっと分量を量るのを終え、おにぎりを作り始めた獄寺に対し
ツナは自分の作ったおにぎりを夕翡に見せた。
かなり不恰好であるけど、食べられないことはなさそうだ。
「うん。味は見た目だけじゃないよね!!」
ツ「伯ゥた目が悪いって言ってるよね!?」
「悪いじゃん(キッパリ)」
ツ「ガーン)夕翡はどうなんだよ;!」
必死の抵抗とばかりにツナは聞き返した。
だが、夕翡は余裕そうな顔で。
「私を誰だと思ってるの♪毎日手伝ってたし。」
夕翡の前にはたくさんのおにぎりがあった。
しかも、形はよく味付けも選り取りみどり。
形にもいろいろあり、種類豊富。
ツナとは雲泥の差だ。
ツ「・・・・・・・・・どうせ俺はダメツナですよー・・・」
「私と比べるからだよ。ごっきゅんを見なさい。」
獄「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
夕翡の言ったとおり、獄寺を見て見れば・・・
なにやらショックを受けたような顔つきで・・・
手にはご飯粒がべたべた。ねっちょりとしている
「おにぎりを作るときは手に水をつけてから。ごっきゅん、力入れすぎだよ。」
獄「あ・・あぁ。」
夕翡に目の前でやってもらい、少しずつ上達していく2人。
めげずに必死に作り続けるさまは・・・
超可愛い女装しているから、女の子に見えないこともない。
夕翡は萌え萌えだった←
「ツナもごっきゅんもいいお嫁さんになれる。」
ツ「それが目的!?」
獄「
何で嫁なんだよ!」
「何をいまさら。ツナは白だけど・・・恭君と結婚したら絶対ツナが作ることになりそうだしな。とりあえず、ツナは恭君。ごっきゅんはもっちゃんの嫁で。」
京「やっぱり!?私も山本君と獄寺君はいいと思ってたの!!」
獄「
俺と野球馬鹿とかふざけんな!!」
ツ「獄寺君・・・あの夕翡に何を言っても無駄だよ。俺の死ぬ気並に無敵だから。」
獄「10代目・・・・」
ツナはすでに悟ったと言う顔だった。
しばらく夕翡を見ていると、獄寺もそんな気持ちになり・・・・
ツ「おにぎり・・つくろっか。」
獄「そうっすね。」
おにぎり作りを再開した。
[ 11/100 ][前へ] [次へ]
[main][top][back]