■Secret HAPPY END


小田切家の養子となって早10年の小田切 アン(23)

幾度も身内であり上司でもある
小田切 龍臣 新副会長から、悪戯に
仕事中にも関わらず幾度となく呼び出されて
強制エッチの日々という
身も心もボロボロな副社長秘書兼…恋人?

またうちの会社では一応”社内恋愛禁止”という
名目を掲げている

副会長が私を贔屓にしているのはバレバレなのに
それでもアンに熱い視線を飛ばしてくる
男性社員は後を絶たない

いつもニコニコ笑顔の愛想の良い社内一の美人秘書
だなんて言われながら近付いてくる男性社員を
副社長は片っ端から力尽くで払いのけ、もはや
そんな輩共が群がる悪習慣を阻止したいが為の名目!
なんて言い出す始末

一応これでも日頃はバレないように
必要以上に親しくしないようには
私的には気を配っているつもりだけど…

想定外だったのはこの10年で私の体のあらゆる箇所は
完全に龍臣さん専用の性感帯になっていたこと

大きすぎるペニスも受け挿れられるままに
激しい律動に四六時中翻弄されて
胎内の奥深くに欲望を吐き出され続けた結果

たった3日も離れ離れでお預けになるだけで
体の疼きに悩まされるようになってしまった

残業という名目なり副会長室や会議室なりで
二人になった瞬間から延々犯されて
週末は出張と称してプチ監禁
体はとっくに限界を超えてるってのに

龍臣さんの強引なセックスを思い出しては
たまにトイレにこもってオナニーなんかやったりして
刺激を与えてもソコは濡れぼそるけれど
むしろ飢餓感が強まるばかりで


ーーーだから、受け入れてしまったのかもしれない…


アンの23歳の誕生日
思いもよらないプレゼントが待っていた

龍臣の寝室にある椅子に、いつものように
アンの足は大きく開かれて
足首と膝はしっかりと固定されていた

今日はどんな甘い仕置きだろうと
ただそんなことをぼんやりと考えていた

すると龍臣は金属の金具に
革製のベルトの輪がついているものを持ってきて
何も言わずに片方の乳房の根元を締め付けていった

『…えっ?やだ…一体何をする気ですか…?』

締め付けられた膨らみはジンジンと痛み出し
絞り出されるように変形していく

アンは無言のまま黙々と作業を進める
龍臣が不気味で、それ以上は何も聞けなかった
同じ物をもう片方にもつけられた

また紙袋から龍臣は何かを取り出して
いくつもの金属のぶつかるような音に
アンはまさかと思いつつも嫌な予感がした

鋭く尖った千枚通しのような道具に小さな金属製の金具
それがピアスであることは容易に理解できた

『やぁ!!いやぁぁ!!やめて隆臣さんっ!!!』

アンはこの歳まで体に穴を空けるのが恐くて
今まで耳にもピアスは空けたことはなかった
体に針を刺すなんて考えられない

「さて…」

龍臣は一呼吸置くと、アンの右目の乳首に
痛みを和らげる麻酔薬のような液体か何かを塗り
それから消毒の為に脱脂綿をつけた

『いやぁ!そこはぜったい嫌です!やめてえぇ!』

頭を振り乱し大声で叫ぶも、龍臣の手には
すでに細く鋭い針が握られて
乳首の付け根に針先があてがわれた

針先がゆっくりと食い込んでうっすらと血が滲むアンの乳首に、ビリビリとした違和感が走る

『ぐっ!…うぅっ!!…!』

自分の乳首の根元に針が通されていく感触
そんな恐怖を自分の目で見て確かめられるわけがない

針が抜けきったと同時に、耳と同じくらいの
2センチサイズの純金のリングピアスを
先端の根元に空いた穴に挿し通されていった

もう片方の乳首にも同じ様に
麻酔を付着し脱脂綿で押さえた後に
針で貫通されてしまった

「お前のココにつけたピアスはアンが
私のモノである証だからな、ほんとは
溶接して取れないようにしたい位だけど…」

ただでさえ服を脱げばそこら中に
キスマークの跡のうっ血や噛み跡が散り
旅行先でも海や温泉にも入れないでいるのに

もはやアンの心の中には諦めのような
そんな気持ちが広がっていた

「アン、今まで散々痛い思いや
恥ずかしい思いをさせてきてごめん…でも
不安なんだ、アンがある日突然他の男と
逃げ出してしまうんじゃないかって心配で…」

『…』

「…アン、愛してる
だから、これも…つけてほしい」

そう言って龍臣が差し出したのは
もう片方用の純金の乳首専用リングピアス
なにこれ?片方は自分で嵌めろってこと?

噛み締めた唇からは血が滲む
それが今の唯一の抵抗でもあった、なのに

何も命じられていないのに、おずおずと
手を動かして自分の乳首へと
ゆっくりとピアスを挿し通していくアン

愛する人が自分に従順に従う感覚
そのアンの姿態に更に煽り立てらる龍臣

『ひやぁぁっ!』

「ごめん、まだ痛いよな…
我慢しないと、化膿したら大変だ」

龍臣は赤く尖らせている二つの可愛らしい突起に
ソコを淫らに貫く輝くリングに全てに
興奮がおさまらず、滲む血液に舌を這わせた

この胸に空けられたピアスは、私はきっと
一生アナタにとって奴隷だという証なのだろうか…

そんな想いを胸の内に秘めたアンを
愛する鬼畜上司との、ちょっとばかりズレた
オフィスラブはまだまだ続く


『いやぁっ!今日は流石に無理ですって!
この後来客が…あっどうしてですか!
どうしてこんなこと…っ!』

力では敵わないと分かってはいても、抵抗してしまう
アンは今から自分の身体に
淫らな仕掛けを施されると分かっていた

それに今日はこれから先方と打ち合わせがある
といっても相手は二人のよく知る人物である総司で
同じ財閥グループの中でもこうして
たまに社内で話し合いの席を設ける

「失礼します、小田切副会長!
こりゃまたご無沙汰しておりまーす、半年ぶりかな?
いやーいつ見てもお若い、アンさんも
相変わらず絶世の美女と噂の美しさ…」

「あぁ久しぶりだな、お前もずっと忙しかったんだろ…
そういや小田切グランドホテルの
社長就任おめでとう、総司」

『私からも…おめでとうございます、総司さん…』

熱があるのかってくらい真っ赤な顔で
総司に向かって挨拶をするアン

なぜ今そんな状態かというと
一人席の総司との間にテーブルを挟み隆臣と
アンが仲良く並んでソファーに腰掛けている
龍臣にとってはやりたい放題の絶好の配置

片腕は腕にアンのスカートの中で、足は
ストレッチのきかないスーツのせいで自由がきかない
さらに膝には両足を革のベルトで一本に束ねられていて
立ち上がることさえも出来ない

総司の前にも関わらず動きを封じられている現状
アンの秘部のナカには龍臣の男根を模った
特製のバイブが、また絶妙の位置にくるように挿入

幼い頃からアンの体を知り尽くしている
龍臣とっては、全てが思いのまま

『それでは…こちらの件で…すが…あっ』

「ちょっと大丈夫?アンちゃん!
熱でもあるんじゃない?」

危うく床に書類を落としてしまい
眉間にシワを寄せるアン
口端から時折だらしなく涎を垂らしては
ハァハァと息を荒げて目を潤ませている

そんな健気に仕事をこなそうとするアンが
可愛くて仕方なく、ついつい辱めたくなって

「おいおい身内の前で感じちゃってる
インランな秘書さん、ちゃんとお仕事できないなら
もっと虐めちゃうよ?」

副会長に耳打ち際で甘く消えそうな声でソッと
囁かれて、アンはゾクゾクと背筋が震えた

ずっと微弱で焦れったい振動に耐えてきたのに
龍臣が薄ら笑いを浮かべた瞬間
その動きを激しくされてせいで
アンはソファからビクッと腰を浮かせた

(こんな総司さんの前で…っ!だめ…声でちゃう!)

「んっ?兄さん、今変な音聞こえなかった?」

ブブブ…ブブブ…

同時に鈍い機械音も大きくなり
その違和感に総司も首を傾げる
おそらく生まれて初めて知り合いの前で
溺れているであろう快楽に翻弄されているアン

そしてこの”初めて”を堪能している龍臣

龍臣は横目でチラリとアンの様子を伺うと
スカートまで透かしてそのままパンストを伝っている
アンはそこまで気が回らず頭を朦朧とさせている

その後、総司を見送り屋敷内の別宅兼監禁部屋に
帰宅したアンは気まずさもあって
龍臣に勧められるままにワインを飲み干した

アンのナカにバイブは入ったままで
気付けばさらに媚薬を塗り込まれ拘束された状態で
かれこれ3時間近く酔いも回ってクラクラしていた

グジュグジュのバイブを激しく抜き挿しされる快楽と
龍臣さんのモノでしか届かない再奥の疼きに
体の震えと嗚咽が止まらない

ずちゅずちゅずちゅっぐぷっ!

『いやぁんっ…ひっ…うああっ!ィッ!』

「ん?そろそろ我慢の限界か?
こいつが欲しいだろ…?」

龍臣はアンの疼く様子の頃合いを見計らい
ドロドロの秘部にそそり勃つ自身を擦り付けた

「アン、俺に何をしてほしい?…ちゃんと
言葉にしろ、もう俺に犯されるのが嫌なんだろ?
この関係が正直嫌だって、仲の良い女性社員に
愚痴ってたそうじゃないか…」

『うっ…ぅぅ…ひっ…っ』

溢れる涙で視界が歪み、龍臣の表情が見えない
耳から入ってくる冷たい声にアンは体を震わせる

もうこれ以上都合のよい女として扱われるのも
体だけの関係を強いられるのもイヤ!

昔のように甘く愛でるように可愛がってほしい
熱のこもったメロメロの瞳で見つめてほしい

『お、終わったあとは…ベッドの中で
抱きしめてください…エッチばかりじゃなくもっと
龍臣さんと大切な思い出をつくりたいです…っ!』

「…ん、わかった」

顔を真っ赤にして叫ぶアンとは対照的に
淡々と頷く龍臣、するとその瞬間に
アンの視点がぐるりと回り、龍臣は
アンの唇に喰らいつきながら両足を抱えた

そして、まるで体で答えるかのように、龍臣は
一気にズシッとアンの秘穴に自身を押し込んだ
アンの細腕と同じかそれ以上の太い肉棒が
ギチギチと内壁を押し広げて入り込んでくる

ぐちっめりっめりめりめりっ

『ひああっっあ…あぁぁああっ!』

何度経験してもこの圧迫感は馴染めない
これにさらに口を塞がれたら完全アウト
今にも呼吸困難でアンの意識が薄れていく中
身体を二つに折り曲げられて

グイッと再奥へと一突きにされた瞬間
飢えていた快楽に引き込まれて
アンは瞬時にイってしまった
すると龍臣も続け様に、再奥へと濃厚な欲を放った

どぷっ…ドクドクドク…

『あ…ぁ…龍臣さんの熱いセーエキが
アンの奥にいっぱい出てます…っ!』

「ああ、何度だって出してやる…次は一緒にイくぞっ!」

『はい…、龍臣さんと一緒にイきたい…!
このままアンのナカにたっぷり
出してくだひゃい!…ひああっ!』

二人は体勢や場所を変えて何度も交わり
何度もイキすぎたアンの蜜穴は
何もしなくても淫らにぱっくりと口を開いている状態

窓の外が明るくなる頃には
赤く熱を持ったアンの秘部は
大量の真っ白な精に埋まっていた

休む間も無く性器全体を翻弄され続けているというのに
アンはなぜかいつの間にか安堵感に満たされる
いつも変な気持ちで深い眠りの中へと落ちていく…

本当はもっと優しく抱いてあげたい
自分の手から離れられように
もっともっと愛しいアンへ、その証を刻みたい

だったら二人は
一刻も早く交わさなくてはいけない契約があった

「アン…起きてるか?」

『お、おはようございます…龍臣さん…』

甘い目覚めのキス、淹れたてのコーヒーの良い香り
できることならこのまま夢から覚めたくない…

平日のある朝
アンが再び毛布に隠れ包まろうとしたその時

「こういうのは大体、夜だって分かってる
でも暗い部屋なんかでアンをいざ目の前にすると…
そんな余裕もなくてな…だから
ずっと言えなかった言葉をこの際、お前に伝える
アン…誰よりも何よりも愛してる
この先、私とずっと一緒にいてはくれないか」

言葉を紡ぎながら龍臣が小箱から取り出したのは
なんとエンゲージリングだった

横たわるアンの薬指へとはめて
30カラットのダイヤが朝陽にキラキラと反射し
一層まばゆい光が輝いている…

『…は、はい…よろこんで…っ!』


もしかしたらこの指輪も胸のピアスも
龍臣さんから私への愛の形なのかもしれない
だとしたら、私は幸せ者なのかなぁ…?



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