4. 代償ってなんですか


風間 薫(22)大病院の院長息子で大学生
現在10股をかける無類の女好きで
クラブではVIP扱いのヤク中で有名な通称かおちゃん

宮野 朔夜(23)親は裏稼業の大物との噂あり
その関係でバーや風俗経営を任されているそう
性格は意外と真面目で女を見極める目はシビア

相沢 翔央(21)親は芸能界を牛耳る某有名タレント
本人は売れないミュージシャンのヴォーカル兼作曲担当
一応薫や朔夜もそのメンバーの一員らしい

毎日何気なく3人でいるけど、いつもすれ違っていて
心から何かを共感できた事は正直一度もなかった
賭博やキャバクラ通い、人殺し沙汰の暴力にも飽きて
ある日地下に秘密の地下室を作ることにした

それが女を監禁して滅茶苦茶に犯したいという願望の
3人の異常で特殊な性癖が、たまたま初めて一致した
ただそれだけのことだった

次第にその”遊び”はエスカレートしていき
玩具扱いされてきた女性達の被害は
PTSDや様々な性病に不妊症
一生人工肛門、失言症や半身不随になるまで
実に多くの壮絶な後遺症に及んでいる

数々の犯罪の揉み消しや湧き出てくる多額の金銭も
全ては親達の絶大な力によって
殺人さえなければ決して公にはならない

特に風俗グループを取り仕切る朔夜は
一瞬で女を値踏みし見極め
最終的には全裸に脱がして、落としどころを決める

たとえ容姿が良くても
中身が使い物にならないと判断すれば
容赦なく自分達の玩具として愉しみ
次々と壊していく

この地下牢へと連れ込まれた女は
まず無事では帰れないーーー


「あー片方もう飽きちゃったってか逝きかけー
こりゃサクっと一体売りで遠く飛ばした方がいいかな
そこそこ金ある実家住まいみたいだし
見つかる前にテキトーな拾い先か飼い主でも…」

おそらく翌朝、朔夜は一人地下牢へとやって来て
意識のない梨花を指差して
何やら不穏な話しを電話で始めた

『ど…どういうことですか?!
てか、あなた達、昨日私や梨花が
音大通ってるとかも…知って…ましたよね?』

「あーそんなのとっくに詮索済
まぁあんたの事も大体知ってるし
ピアノ科から作曲科に移りたいって
友達にも相談してんでしょ〜?」

『と…友達まで…把握してるんですか…』

「そ、だから下手なことしないでねってか
考えないでね?俺達に逆らわない方が
何かとプラスになると思うよ」

私は絶句した
この男達の話す素性がたとえ嘘であったとしても
それを平然と話す神経は
やはり普通の人間とはかけ離れている

梨花の人身売買の話も、たぶん冗談じゃない

あれから数時間が経過して昼頃だろうか
今は初対面の見張りっぽい男と
目を閉じたまま動かない梨花と、3人で地下牢にいる
この間にも外では話が動いているのだろうか

昨晩散々嬲られた身体の節々は悲鳴を上げながらも
幸いながら拘束具は手錠のみ
実は以前の実家が空手の道場で
たぶん多少は普通の女性よりは体も強い
特に足蹴りには自信があった

ガクンッ

もしかしたら首の骨がポキッといってしまったかも
見張りはショックで意識を失い、床へと倒れた
私は衰弱しきっている梨花へ呼びかけて
急いで脱出を促した

そこで持てる気力体力を振り絞り
もう一発正面からの足蹴りで
奇跡的に扉を抉じ開けることができた

『フーッ、ハァ…ハァ…!』

「すごい!すごいよ花音!
知らなかったよこんな特技があったなんて!!!
何で今まで教えてくれなかったの?!」

そりゃあピアノが得意な可憐な女の子で
貫き通したかったもの…
兄から隠し稽古を受けていたのは内緒

私と梨花は手を取りながら
地上を目指して走り抜けた
入り口にもドアがあったけど
ドアノブなんて軽く一蹴りで壊せた

『梨花…やったね…!』

辺りは昼間は人通りの少ない怪しいネオンの裏通り
なんとか2人で無事地上に脱出することができた
丸々2日間、ずっと陽の目も見れないまま
暗い奥底に閉じ込められていた

数々のショックに思わず涙が込み上げてくる


ーしかしそんな一瞬の希望さえ、彼等は奪っていったー


「なんでこんなとこにいんの?」

偶然、居合わせてしまったのは相沢 翔央

一番年下のくせに威厳があるというか
空気を支配する圧と目力が凄い

凍てつくような視線に一瞬たじろいでしまったが
私は梨花に1人でかまわず早く逃げてと促し
彼と一対一での力勝負に持ち込んだ

だが、私のそんな考えは甘すぎた

自慢の足蹴りは逞しい腕力によって捩じ伏せられ
彼の一撃の拳は思わず内蔵を口から
吐き出してしまいそうな位の衝撃で
下腹部に入った一瞬で気を失ってしまった

時間の感覚は分からない
けれどそんなに長く経ってないはず
目を覚ますと再びそこは
薄暗くジメッとしたあの地獄の地下牢

両手は天井から鎖で昨日と同じ様に繋がれ
今度は太腿をまで限界まで開いて麻縄でキツく縛られ
足はM字に開脚させられていた

肌が痛々しく食い込んで
ところどころが赤黒く鬱血している

「ほんと一瞬で目覚めたね…さてと
アンタが奪った俺達の大事な商売道具を
その身体で償ってもらおうかな…」

目の前で怒りを露わに仁王立ちしている朔夜
有無を言わせず私の頭をいきなり後ろから押さえつけ
剥き出しにした自身を強引に口内へと突き立ててきた

「ほらっもっと抜けっ!
俺に奉仕することだけを考えろっ!」

しかしフェラも未経験の花音に
その抜き方とやらが分かるはずもなく
ただ口を開けて首を前後に揺らして振っていると
朔夜は軽く舌打ちして強引に抽挿し始めた

「…もっと喉奥で突くんだよっ!こんな風になぁ!」

長大なペニスが喉奥まで押し込まれ
あまりの圧迫感に花音は嘔吐しかけて
顔を横に背けようとするも、朔夜がそれを許さない

『んっ…ちゅぐっ…うぐっっ』

「喉奥までしっかり咥えこんで
どうすれば男が感じるか、男が悦ぶのかを
その足りない頭でちゃんと考えろ!」

口内で一層膨らんだ男のモノがビクビクと痙攣した
大量の精子を吐き出され、そのまま
飲み込むようにと命じられた

口の中に広がるなんともいえないツンとした臭い
こんな不潔なドロドロしたモノを
全部飲み込まなくちゃいけないなんて…

「花音ちゃ〜ん休む間はないんだよ!
その妖艶な身体で俺も慰めて〜いやいや違う…
一緒に楽しく遊ぼうね〜ん!」

バンッと勢いよく扉を開け飛び出してきたのは薫
いつものカジュアルな装いとは違いスーツを纏い
一瞬、誰だか分からなかった

薫はスーツをハラリと脱ぎ捨てるとにっこりと笑い
無理矢理足を広げさせられ剥き出しになった秘穴に
何やら冷たいヌルッとした液体を棚から取り出し
全体に塗りたくられた

『ヒャッ…!』

「ただのフツーのローションだって
昨日翔央に一晩中遊ばれたんでしょー?
だいぶガバガバになっただろーし
大丈夫だと思うんだよねぇ…」

そこへ突然三本指を突き入れられ抜き差しを繰返し
ナカでローションを乱暴にくちゃくちゃと
掻き回さられて、気持ち悪い、変な感覚

『ひぎっっ、いやっ、乱暴にしないで下さいっ!』

「だーかーらー君は命令できる立場じゃないってば
てかガバガバになってるかと思ったけどキツイね
緊張して強張ってる?」

「”アイツ”がまたのめり込んだら
とことん遊べなくなるからな…邪魔が入る前に
俺達でとっとと、この上物を楽しむとするか」

「そうだね〜花音ちゃんに
俺ら流の流儀を叩き込んであげる!」

薫は薄ら笑いを浮かべながら
空になったボトルの小瓶を手にした

先はペットボトルの蓋ほどの太さだけど
本体は5倍以上ある
まさかこんなものを入れようとしてるの?

花音の動悸は激しくなり
血の気が引いた、次の瞬間

『はッ…うはぁッ…っうっっっ!!!』

「入り口じゃ物足りないでしょ?」

身体が滾るように熱い
心臓の鼓動が早くなり、呼吸が苦しい
開脚されたままの辛い姿勢のせいで
余計に腹部が圧迫されている

「全部、入っちゃったよーん」

強引に硬い異物を押し込まれたせいで
肉壁が傷付いて引きずり出されるたびに
赤い血がポタポタと零れ出した

『んぁッ…んッ…』

しかし何度か抜き差しを繰り返しても
静かに耐えて唸るだけの花音が面白くないのか
ぐちゅりと音を立て秘部からボトルを引き抜いた

「…うーん、…あまり期待してた
面白い反応じゃ無かったかなぁ」

僅かに瓶に残っていたアルコールが
腫れた箇所にヒリヒリと滲みて痛みを増す

秘穴は小瓶の形に合わせてぽっかりと開いてしまい
次第にゆっくりと窄まってはいくが
ジリジリと激痛が残る

処女を失って間も無くの異物混入
小瓶が引き抜かれて血が垂れてもなお口を閉ざし
ジッと悶え続ける花音に
薫はイマイチ物足りなさを感じたのか

何を語りかけても意識が虚ろな花音に
薫はいきなり四本の指をアナルを突き立てた

『ぎ、ひっ、イッアャア裂けるッ!痛いいいぃ!』

「あ、やっぱこっちはゴツゴツして痛いんだ
じゃー前の穴には手首まで入れて
拡張ごっこしちゃおっか、朔夜君」

「処女喪失の翌日にフィストファックかー
いいねぇゾクゾクする」

”フィストファック”
一応その言葉の恐ろしい意味は知ってる

「じゃ、俺の長い指で責めよっか
穴は緩くないけど一応さっきので拡張できたし…
俺の腕細いし手首より奥までいきそうじゃない?」

今度は朔夜が泣き叫ぶ花音のソコへ
長細い四本指を沈めた

いくら細めといっても、骨ばった男性の手は
思っていた以上にずっと大きい
既にもう手首が全部入ってしまったかのような感覚に
頭がクラクラして身体も震えだして
このまま死んでしまうんじゃないかと思った

その時

ギチッ…ミリッメリッ

『いっ…ひぎぃぢ、ぐっきあやぁぁあぁああ!』

朔夜は親指まで無理やり捩じ込み
五本指全てを花音の秘穴に挿入させた

悲鳴とも嬌声ともつかない、今まで出したことのない
断末魔のような叫び声をあげる花音

「うっわー今までで一番キツキツかも…!
ナカ、暖かいな…やっぱ穢れを知らないモノを
ぶっ壊す…フィストって堪んないよね」

『あ゛ぁっぐぅっんんっ…
あ゛ぁっ…ナ、ナカがぁっ…!!』

「すげぇ…どんどん飲み込んでる」

薫は花音が壊れていく様子を楽しそうに
横で笑って眺めている

朔夜はナカで握り拳を作ってみたり
最終的には手首から上の腕の間の20cm辺りまで
無理くいながらも挿入させた

「ほら、かおちゃんが思ってたより
案外あっけなく入るもんだろ?」

「ははーすげえゃ…さすがそれなりの境遇で
育ってきた朔夜君…容赦なさすぎぃー…」

「俺達二人でアイツが来るまで犯しまくって
ククッ…壊してやるからな、期待しろよ…」


花音は次第に激痛によるショックで
身体を震わせることもなく
白目を剥いて意識を手放しついにーーー壊れた



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