1. 序章


「はぁっ…!」

脱衣所にあった妹の下着を握りしめ
ティッシュに思いの丈を吐き出す
男子校高校生、立花 葉月(18)

「真凛…真凛…っ!」

戯言のように妹の名前を呼んでは繰り返す
陸上部のエースで学年一の秀才で
学校では持て囃される存在であるにも関わらず

一通りの射精行為を終えて
なんとも言えない空虚感と背徳感が
頭の中をぐるぐる駆け廻る

「…ふぅー」

窓を開け外の冷たい空気を吸い込んだ
同時に充満する自らの欲の残り臭を放ち
深く重いため息を吐いた
まだ中1の幼い幼児体型の妹に欲情するなんて
全く自分はどうかしている

部屋を見渡すと、ティッシュが山盛りのゴミ箱に
床には妹の脱ぎたての下着がペラリと落ちている惨状

いっそこの歪んだ欲を誰かに打ち明けようか
そんなの答えは軽蔑されると分かりきっている

薄い壁一枚を挟んで真横の部屋でスヤスヤと
寝息を立てているであろう真凛の寝顔を
想像するだけで、また冷や汗が出てきてしまう


ーーーヤバい、今日こそは本気でもう止められない


葉月は意を決して足音に気をつけ
慎重に妹の部屋へと踏み込んだ

半掛けの毛布とパジャマのボタンが外れ
胸元がチラリと、うっすら肌蹴ていた妹の寝姿に
一瞬で理性がガタガタと崩れていった

起きてる時は只の生意気な妹のくせに
寝てるとなんでこんなに可愛いんだろう…

葉月は震える手を恐る恐る
肌蹴た胸元の隙間へと忍ばせると
まだ成長過程の控えめな膨らみを
大きな手の平ですっぽりと覆うように
優しく摩るように撫で回した

そぉっと下半身に触れ瞬間
真凛は突然寝返りを打ってきたので
葉月の心臓は一瞬にして停止した
完全にバレた終わった…と思うも
大丈夫だった模様

しかも思いの外おかげで楽に
スルッとズボンが足首まで下りて
ようやく真凛を下着1枚姿にできた

「柔らかっ…真凛のココ…」

思わず声に出せずにはいられないほど
あまりの柔らかな感触に葉月は口を滑らせた
下着の上からでも温もりをしっかりと感じて
Hな夢でも見てるのかな〜と
バカみたいな妄想を膨らませた

ソコへ誘われるように顔を近付けてみると
妹の甘い色香に頭がクラクラした
さらに真凛はなんと自分から足を開き
パンツが片方の足首に引っかかっている
あられもない状態になってしまった

「案外…寝相、悪いんだな」

葉月は笑みを抑えきれず、ついに股に手を触れ
うっすらと透ける割れ目に1本指で擦りつけたり
2本指で盛り上がる肉をムニっと抓ったり

次第に意識はないはずの真凛のナカから
下着の上に、何かが染みて浮き上がってきた
これは生で見ないと!とばかりに期待に胸を弾ませ
グッとパンツを両手で掴み、全神経を集中させて
やや強引ながらズルズルと脱がしていった

今日初めて目にする妹の秘所は
思ってた通りの美味そうなピンク色をしており
まだ未熟なままのツンと尖ったクリトリスと
ヒクヒクと甘い蜜を溢れさせている花弁に
しばらくの間、目が釘付けになった

「この赤く尖らせているのが…クリトリス…かぁ」

真凛が黙って動かないのをいいことに
葉月は真剣な眼差しで食い入るように
じっくりと秘部に触れながら観察した

くにくにと肉芽を摘むと膨み皮が剥ける
その女性の身体のフシギな仕組みに興味が唆られ
剥いたり戻したりを繰り返してみた

『…ひゃああああぁっ!』

すると真凛はあまりの未知の刺激に
突然、悲鳴のような声を出して
葉月は慌てて口元を手で塞いだ

全身をビクつかせ腰を浮かし
シーツに大量の潮を噴かせて
どうやら意識のないまま絶頂したようだ

寝惚けているのかすぐに言葉も出ない
呆然と大人しくしている真凛の
耳元から首筋、胸筋から胸元へと
葉月はゆっくりと舌を這わせていった

自分好みでタイプのどストレートで血の繋がった
幼い可憐な美少女であるだけでも反則なのに
夜這いで身内に無理やり襲われているにも関わらず

いちいちこちらに合わせて身体をビクつかせて
キュッと目を瞑る初々しい反応が堪らない

静かに上から覆い被さると
額にちゅっとキスを落とし
妹のファーストキスを奪ってやった

『やだ…やだやだ何考えてるのお兄ちゃん!』

今ので目を覚ましたのか、ようやく正気になったか

鋭い睨みをきかせる真凛の顎を掴むと
唇も何もかもを喰らうような激しい口付けで
葉月は狂気の瞳で逃れようとする真凛を
しっかりと掴んでは離さない

「俺を…拒絶するなよ…っ!」

寝ている間にいきなり一方的に襲われて
真凛はこの場から逃げることしか頭にない
親に助けを呼ぼうと口を開けるが、即座に
細長いタオルをぐるぐる口に咬まされた

腕を掴まれ強引にベッド押さえつけられ
抵抗しようと腕をばたつかせると
葉月はベルトで真凛の手首をキツく縛りつけ
背中にピタリと固定させた

『んーーーっ!!』

身体の自由を奪われて呻き声を上げる真凛に
自分の支配下にあると、薄ら笑いを浮かべる葉月

真凛と自分の寝間着を全て剥ぎ取ると
ギンギンに勃ち上がった股間を強調するかのように
下着一枚で真凛の前に仁王立ちになった

『…んんっ!』

真凛は初めて目にする
男の巨大でグロテスクな性器を目の前に
あまりの恐怖で身体に力が入らず
兄に拒絶の意を伝える今出来る唯一の方法は
ただ目に涙を浮かべることだけだった

歪んだ兄はそんな妹の思いを汲み取るはずもなく
タオルの口枷を外してやると
一思いに真凛の口内へと
はち切れんばかりの自身のペニスを突き刺した

『…ぅぐ…っおっき…すぎるっ…いだあ゛っ!』

小さな口いっぱいに押し拡げられた
あまりに見合わない巨大な肉棒のせいで
途切れ途切れにしか声を発せない

初めて口に押し寄せる、圧迫感からくる息苦しさは
とても鼻呼吸では追いつかない

「すご…っ!真凛のお口の中…
あたたかくって気持ちいいよ…っ!」

『まっで…っぐっ…うごがないでっ…!』

「それは無理だよ…腰が止まらない…っ!」


真凛が悪いんだ
いつも無防備な格好で誘惑してくるから

この歳になって急に一緒に風呂に入ってきたり
タオル一枚でソファーに寝そべって
半脱ぎで肌蹴たままウトウトさせたり

極めつけはTVを見ていたら
短い制服スカートのまま膝の上に急に乗ってきて
布一枚を隔てて敏感な部分が超密着状態

驚いて突き飛ばす時もあるけど
「最近全然構ってくれないね」なんて
寂しそうな顔で言われてもう俺の下半身は爆発寸前

当然その後一枚の薄い壁を隔てて
トイレまで間に合わず適当な別室で
欲を吐き出してしまうこともしばしば…

今まで一度も親にバレなかった事は
もしかしたら奇跡だったのかもしれない…

カシャッ

「えっ、は…?」

真凛の表情が
葉月が持っていた携帯電話の画面によって
みるみる絶望へと変わっていった

真凛のあられもない姿が映し出されていて
携帯を奪おう壊そうと拘束された体で暴れるも
兄の一言で全てを悟ったかのように、抵抗を諦めた

「ああ、真凛があんまり可愛いから
記念に撮っておいたんだよ
大丈夫、真凛がお兄ちゃんに
逆らえさせしなければ誰にも
見せないであげるから…安心して」

鳥のチュンチュンという鳴き声が夜明けを知らせる
この先真凛に夜明けは来るのだろうか

「お兄ちゃん、聞き分けの良い子は大好きだよ
これ以外にも何枚も真凛の可愛い姿
撮ったからね…」

兄はそれだけを告げると
その日はそれ以上は何もしてこなかった

これから地獄の日々が待ってるとも知らずに
私は現実から目を背けるように
一日中ベッドにうずくまって
親に体調不良だと訴え今日一日学校を休んだ

決して踏み入れてはいけない
血の通った妹に手を出した兄と
歪んだ兄によって捕らわれてしまった妹


ーその結末は二人にとって、幸か不幸かー



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