2. 本番


「真凛ー早く用意しないと遅刻するぞー!」

『あっうん、いってきます!お母さんっ!』

「いってらっしゃい!二人とも気をつけてね〜!」

いつも朝から手の込んだ弁当を作り
笑顔で子供達を送り出す優しい母親
両親の前ではこんな何気ない普通の会話で
仲睦まじい兄妹の演技をする一方で

『こ、この前みたいなことやるんだったら
優しくしてよね…その…痛いのは怖いから』

「分かってるよ、いやぁ相変わらず真凛のココ
可愛いなぁって…もうちょっとの間、舐めさせて」

親が寝静まった深夜の寝室では
兄妹による淫らな行為が行われている

互いの性器を弄り合い舐め合い
そんなの親でさえまさか自分の子供達に限って
なんて夢にも思わないだろう

今夜はたまらずまだ夕食前の早い時間に
葉月は真凛の部屋で待機していた

いつものように親に言い訳をする余裕もなく
真凛が部屋に辿り着く前から苛立ちを募らせ
周囲に警戒することもなく

ドアを開けるなり真凛は舌を噛まれ
生温かいキスとは全く異なる
窒息しそうなあまりに激しい兄からの口淫

「今日、2年の深川…だっけ?
何やら二人っきりで密室で
やけに楽しそうに話していたよね?」

『ふっ深川…センパイ?』

すると真凛の反論の余地を与える前に
葉月は制服から丸見えの鎖骨へと強く吸いついて
わざとらしく”自分の所有物”である証のように
紅い跡を付けた

一瞬目が泳いだ真凛を葉月は見過さない
ますます逆上してスカートを捲り下着を脱がせ
自らベッドの上に開脚するよう命じた

そして赤く尖った弱い箇所である肉芽を
指で弾くように強く刺激されて
真凛は唸るような悲鳴を上げた

『ひゃぁあああっっっ!』

どうしても声を抑えられない真凛の為に
葉月は通販サイトでギャグボールを購入した
それが大人の玩具だなんて想像も知識もない
真凛の口内へと、説明もないまま埋め込まれた

『ほ…えっ?』

ひゃんっと声を上げて達する真凛も
可愛いだろうなとは思うけど
近所の目や親もいる家の中では
やはりそう上手くはやり過ごせない

制服のブラウスから手を忍ばせると
熱を帯びぷっくりと膨らみはじめた小さな突起を
責め立てると仔犬のような黒目がちな瞳を潤ませる
真凛の可愛らしい反応を愉しんだ

同時に片方の手で弄ってやっていた秘部からは
トロトロの愛液と透明のサラッとした液体によって
妹のベッドのシーツは水浸しになっている

ぐちょぐちょと掻き回す穴から淫らな音を響かせ
真凛はあっという間に再び達した

「ほら…身体では嫌々してても
エッチな汁が溢れてシーツまでぐっしょぐしょ
いいよね?今日はお仕置きなんだから
俺のしたいようにさせてもらうけど」

葉月は真凛の目尻に浮かべる涙に舌を這わせ
イッたばかりのヒクついている秘部を
人差し指と中指で抉じ開けた

まだ未経験で男の味を知らない
初めての秘穴に自身の肉棒をあてがうと
愛液と先走りを潤滑油として入り口へと塗りたくる

その行為は挿入の為の前準備というか
処女の自分に対するせめてもの気遣いかもしれない
真凛は余計にその悪夢を予感させられて
今から自分は兄に犯されるんだと
真凛は心を固く閉ざし目を瞑った

ぐちゅっ…ぬぷぬぷっ

「よ、よし入ったぞ!
お兄ちゃんのが真凛のナカに…っ!
やっと俺達、一つになれたぞ…っ!」

『あっ…んあっ! んっ、んむぅぅっ!』

覚悟はしていたが、あまりの痛みに白目を剥いて
ギャグボールの穴から唾液を噴き出す真凛
初めての狭い入り口は少しずつ男の肉棒を呑み込み
淫らにその形を変えていく

結合部から溢れ出る体液が、処女の証である
痛々しい赤い血に染まっていた

高校生とはいえもう18歳で
平均男性以上のサイズの巨根の葉月
まだ中学生の未熟な処女膜を貫かれる痛みは
一瞬軽く気を失うほどの刺激だったのかもしれない

それでもしばらく焦らしながら
ゆっくり抜き差し動かしてやれば
やがて息を吹き返しつつも絶え絶えになり
そろそろ快感を覚える頃合いだろう

毎晩じっくり身体に教え込んできたのだから

『うー…うぅぅ、うぐぅぅっ…!』

昔から執着心が強いというか
一旦のめり込んだ兄から逃れる方法は無く
真凛はこの律動が長い間続くであろう事も
頭では分かっていた

夕食の知らせを告げる母の声に救いを求めようとも
「2人で帰りに食事は済ませたよ」と扉越しに返す
兄の機転によって絶たれてしまった

階段を降りて行った母の足音を確認すると
さらに葉月は遠慮なくピストンを早めて
小さな身体が大きな巨体に圧し掛かられながら
思いっきり腰を打ち付けられる

中学1年と高校3年では
まるで大人と子供の体格差といっていい

『ナガ……ごわ…こ……われ…うっ!』

もはや感覚が麻痺して呂律が回らない真凛を
葉月は優しく見つめ、頬を愛しそうに撫でながら
できるだけ苦痛を感じさせないようにと
まだ慣れない入り口を先端でじっくりと押し拡げた

さきほどの乱暴な挿入とはうって変わって
正常位のまま途中で真凛の片足を肩にかけると
それまでより深く、ゆっくりとしたストロークで
葉月のペニスを呑み込んでいった

いつの間にかただ痛かったのが快感へと変わり
最奥を抉るその衝撃だけでイってしまう
葉月は片方の手で口枷のギャグボールを外し
真凛の声を押さえつけていた器具も無くなった

なのに、助けを呼んでやっと解放される状態なのに
いきなり恋人のようなキスで唇を塞がれて
ここから逃れたい、逃れようという
真凛の意志は無くなった

「はぁ…ずっと想像してたのより…っ
やっぱ全然っ気持ちいいなっ!
ほら…真凛ののが奥までずっぽり入ってる!」

『…んっお兄ちゃんのっ…ナカでっ
ゴリゴリ動いてる…っ!ダメなのに…
お兄ちゃんなのに、私たち兄妹なのに…っ!』

最奥を突かれながら、尖った弱い部分を指で弄られ
心地良いけど脳裏が吹き飛びそうな快感に
たぶん後戻り出来ないくらいに支配されてる
それと、僅かに残ってる…後ろめたい背徳感

『ひゃんっ!ダメっそこっぁあああああっ!』

もう家族の誰に気付かれようがお構いなく
快楽のままに喘いでいる真凛

そんな真凛の様子に葉月は一瞬躊躇したが
満足気に妖しげな笑みを浮かべながら息を荒げ
一気にラストスパートをかけた

『あぁんっ…も、イけないのにっ
また…イッちゃうよぉ…っ!』

「よしっ!イクぞっ!しっかり奥で…
受け止めるんだぞ…っ!」

『えっ…』

それが子作りの射精行為だと分かった瞬間
突然真凛の目の前が真っ白になった

膣内で熱くドロドロしたものが弾け
奥で保健体育で習った何か恐ろしいものが
吐き出されたのだと実感した

もし赤ちゃんが出来たら?私まだ中学生なのに?
兄妹でこれからどうするの?
ねぇ、お兄ちゃんは一体何を考えてるの?

定まらない焦点で遠くを見つめる真凛と
可愛い妹の膣内に自分の熱い子種を
歪んだ欲望のままに注入できて
幸福感に包まれている葉月

いつ終わるとも知れない、兄と妹との秘め事
それに悦び、快楽を知った真凛の
虚しい心の叫びは、誰にも知られることはない

「あーメールも返信ないし電話も出ないなアイツ
はぁ…やっぱ直接学校で伝えるかなぁー…」


しかし、この1人の男子中学生の存在が
真凛の運命を大きく変えることになる



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