世界の引金
【“出会い”小南が彩羽に断られた日の狛玉支部での小南と迅の対話】

「やっぱ来てくれなかったかー」
「うん。でも、迅が会いたいなんて言うの珍しいよね」
 ぼんち/揚げを食べながら迅と小南は玉狛支部内、談話室のソファで寛いでいた。
「俺でも興味持つ奴くらいいるよ?まして、この怪獣小南と仲のいい女子だなんて!」
「怪獣?!」
 髪の毛を逆立たせ、火を噴く小南から、のらりくらりと笑いながら逃げる迅。今日も玉狛支部は通常運転である。
 小南を撒いた迅は、屋根の上でぼんち/揚げを貪る。
「そうすると、小南はもう使えないな……。となると、プランEで行くか」
 決行は明日の夕方。
「やっと会える」
 迅は屋根の上にごろんと寝そべった。


迅がその日のうちに彩羽に会いに行って連れてきてしまったためカット。
―――――
【“玉狛支部”彩羽が近界での話を語っているとき。遊真たちがいたver】

(紹介は省略)

「ここまで民に慕われている国王も珍しいと言えば珍しいが……」
「ほ、なんか出てきた」
 みょいん、と遊真の右手から何かが出てきたことに目を丸くする彩羽。
「初めまして彩羽、私はレプリカ。遊真のお目付け役だ」
「そうなの。多目的型トリオン兵って初めて見たわ、よろしくレプリカ。」
 興味津々にレプリカをガン見する彩羽。そして、沈黙で我に返った。
「そう言えば途中でしたね」
 あははーとポーカーフェイスのレイジととりまるを除き全員で空笑いする。二人を含め、玉狛面々は別に、早くしろよ。と思っていたのではなく、あ、意外と自由奔放型だこの子。んで、たぶん真っ直ぐな子だ。とか観察していたのだったりする。


時間軸の変更により……カット。
――――――
【“本部”の没ネタというかif。太刀川が彩羽より先に会議室に入っていたら】

(近界に住んでいたという人物……、一体どんな……)
「失礼します」
「「……」」
 会議室内に静かなどよめきが走った。
 そのどよめきを言語化するならば、今の迅の話の流れだと入ってくるのは近界にいた少女のはずなんだが、どう見ても太刀川だし、あの身長というか体つきで女!?え、どうゆうことだってばよ!とゆう事である。
 そして、その空気を代弁した男が一人……
「少女と聞いていたが、太刀川くんにそっくりだね」
「唐沢さん、あれはどう見ても太刀川でしょう……」
 誰もツッコまないが為にツッコんでみた唐沢だったが、ツッコみなのにボケという新技を発揮し、忍田本部長につっこみ返された。
「太刀川です。遅れて申し訳ございません」
「紛らわしいわ!さっさと座れ!」
 凄く言い出しにくい空気からやっと言えたのに、鬼怒田さんプンスカ怒鳴られた。言われるまま着席すると、今度こそ本物の近界に住んでいた少女を連れて、迅が会議室へと入ってきたのだった。


悩んだ挙句、本部の文が長いからカット。―――――
【“本部”三輪と言い合ってる最中】
「考えてください。こんな大規模なところでこんなちまちました事してたら終わんないですよ?それに、殺そうと思ってたらもうやってます。慶さんが倒れた瞬間でも、この部屋に入ってきた時とか。他にも…全員殺すチャンスはありました」
「お前一人にやられるわけがないだろう!ここには黒トリガーと戦える者が集結してるんだ!」
「黒トリガーを舐めないでください……!!」
 彩羽の怒鳴らないように押し殺した低い声。
「あなたは、自分を本気で殺そうとする黒トリガーと戦ったことがありますかッ……!!」
「……ふん、口ならどうとでも言える。黒トリガーを舐めてなどいない。国が滅んだというのも本当は油断させるための嘘なんじゃないか?」


今は落ち着いてるけど、なんか入れる場所難しかったのでカット。
―――――
【“本部A”忍田との戦闘の始まり】
「手加減は無用だ、このスペースで死ぬことはない」
「……玄界の技術は目を瞠るものがありますね」
練習場へ移動し、お互いが戦闘態勢に入った。


いつの間にか戦闘始まってた。
―――
【“本部A”彩羽が寝てしまった後】

「あれ、彩羽ちゃん寝ちゃってる」
「そりゃ、疲れただろうさ」
 よっこいせ、と迅は彩羽を抱き上げる。
「襲わないよーに!」
「栞じゃあるまいし」
 にやりと眼鏡を光らせる栞に笑う迅。
 寝落ちてしまった彩羽をベッドに運ぶため、迅は部屋を後にしたのだった。


入れなくてもまとまり良かったのでいっかなー。と思ってカット。



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