頂き物 | ナノ

意外な遭遇




「グリーン!!早くしなさいよーっ!!」

「うるさい女だな…待ってろ。今行く。」

遠くで叫ぶブルーにそう伝え、駆け寄る。

今日は晴天。
俺とブルーはジョウトのコガネシティのデパートに寄ったついでに、自然公園に来ていたのだ。



「もうっ、遅いわよっ」

「お前が早過ぎるんだろう」

コツンと頭を叩くと、いったーい。とか言われたが、笑っているから痛い訳ではないだろう。


とりあえず、ベンチにでも腰掛けようと辺りを見回していると見覚えのある2人、シルバーとクリスを見付けた。


「グリーン何処見てるのよ…って、シルバーとクリスじゃない!!」


ブルーの声に、2人が気が付いた。

「姐さん!!」

「ブルーさんにグリーンさん!!久しぶりです!」

「久しぶり2人共!!……デート中…だったかしら?」

茶化すようにブルーが問うと、2人は紅く顔を染めた。
どうやら、図星らしい。


「んじゃ、あたし達はラブラブな2人の邪魔をしないように何処か行きましょうか?」

「……そうだな。2人共しっかりな?」


腕に絡み付くブルーと共に場所を変えようとしたら、後ろから小さな笑い声とありがとうございますの一言が聞こえてきた。





若い男女邪魔はしたくない



「シルバーも男になったわよねーっ」

「……?」

「ほら、さっき手繋いでたじゃない?」

「なるほどな…」



梅凪様から頂きました!
銀にも春が来ました。笑
でも銀にも彼女が出来たら多少は姉離れしてくれるんじゃないか…
先輩カップルに恋愛相談とかしてたら可愛いなぁ。






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