頂き物 | ナノ

女の子×秘密




ある昼下がりの事。
珍しく、私の家にブルーさんがやってきた。

理由は、"お茶したい"って事くらい。


「クリス?」

「何ですか、ブルーさん?」

「クリスって、好きな人とかいるの?」

「ゲホッ……な、なっ、突然何ですか!?」


突然のブルーさんの質問により、口に運ぼうとしていた紅茶を吹き出しそうになった。


「あら、大丈夫?」

「だ、大丈夫です…。それより、す、好きな人ですか?」

「えぇ、クリスはいるのかしら?って♪」

「わ、私は……………」

「あっ、シルバーかしら?」

「えっ!?」


まさかの発言により、顔に一気に熱が集まった。

それより、一発で正解を当ててしまったブルーさんは天才かもしれない。


「あら、どんぴしゃりだわ!!……どの辺が好きなの?」


「……え、えっと…見た目と性格のギャップとか……本当は、誰にでも優しいってところとか……言葉だけじゃ、言い表せません……」


「ふふっ、本当に大好きなのね?」

「………はい。あ、あの、ブルーさんはいますか?…好きな人。」


自分だけ恥ずかしい話をするのはちょっと嫌なので、思い切って振ってみた。


「んー…あたし?あたしは、やっぱりグリーンね!!」

「グリーンさんですか!」


まさかとは思ってたけど、本当に好きだったとは驚いた。



「えぇ。グリーンの優しさに惹かれたのかしら?気が付いたら、グリーンの事ばかり目で追ってたわ。」


「へぇ…ブルーさんって、見た目以上に一途だったんですね!?」

「もー、何よそれーっ!でも、クリスには負けるわっ」


私の頭を撫でながら、ブルーさんは微笑んだ。


「そんな事ありませんよ!私は、まだまだ未熟ですし…。」

「そうかしら…?…よしっ!!とりあえず、お互いにアプローチとか頑張っちゃいましょうかっ?!!!」

「あ、はいっ!!」


2人で、大好きな男の子を振り向かせよう、と誓ったのであった。







Girls talkに



「やっぱり、ドキドキさせるような事しないといけないのかしら?」

「んー…難しいですね……」




「……俺は、そのままのが好きだが?」

「俺も……」



「「え?いつからそこに…!?」」


何故ここに大好きな人がいるのか分かったのは、数分後の事。




梅凪様から頂きました!
カプものも好きですが同じくらいガールズトークもボーイズトークも好きだったりします。
でもこの年頃の男の子達でボーイズトークやっちゃうとかなりの高確率で下ネタ入りますよね。でもそれも面白いけど!






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