※菊地原とエンカウント。きよらアタッカーになったと聞いて声を掛けるが、互いにピリピリしたやり取りで冷戦状態が悪化してしまう。
役立たずなんて、分かってる。
「……あんた……こそ、」
私、頑張ってる。頑張ってる。頑張れない。逃げたい。
「……風間さんがいなきゃ、単なる役立たずの癖に」
「ボーダーがなかったら、あんたみたいな根暗の陰険野郎を誰が相手にするわけ」
「あんたさえいなかったら」めちゃくちゃに傷つけてやりたい。怒りとも悲しみとも判別出来ない激情がきよらの舌を縺れさせる。
しろーくんがいなかったら、多分私は“生きていたい”と思わない。
ムオンノクニ//7
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