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魔族の姫君の処刑が決まった日から二回目の夜を巡り、ここで何度目かも分からない朝を迎えた。
あれから彼は一度も彼女の元を訪れていない。
変わったことと言えば、城の敷地内にある断頭台が完成したこと位だろう。
処刑は既に目前――翌日に控えていた。
窓の外を眺める姫君の水色の瞳は何を映すのか……
第15幕 高潔の騎士
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