甘い恋をカラメリゼ | ナノ
 quatre

「で、梓乃くん。詳細を聞かせてもらおっか」



 俺は、無事楓の猛追から逃れることができた。楓はもう少しこっちに残って、東京にはまだ帰らないらしい。でもとりあえず、俺は付き合っている人がいるから楓と二人で会うつもりはない、とはっきりと言ってきた。

 そして、その日の夜。俺は智駿さんに謝ろうと智駿さんに会う。智駿さんの部屋で、テーブルを挟んで向かい合いながら……どことなく重い雰囲気。



「あ、あの……俺も油断してたのが悪いんですけど、ほんとに俺はあの子に目移りしたとかそんなことがなくて、そのー……キスは不意打ちすぎて避けられなかったといいますか……」

「梓乃くん……いつもだけど、油断しすぎじゃない?」

「……す、すみません……」



 智駿さんは、かなり怒っていると思う。今までも俺は油断のせいで浮気寸前のことをして(されて)しまったことがあるわけだけど、今回はNGだ。女の子が相手で、キスまでされて、しかも元カノ。恋人としては一番面白くないパターンだと思う。



「別に元カノと会うなとは言わないけど、梓乃くん、人の好意をかわすの下手だから気を付けて」

「はい……」

「あと梓乃くん、自分がモテるって自覚したほうがいいよ?」

「え、えー……あ、はい……ごめんなさい……」



 怒っているけれど、智駿さんは俺に愛想をつかしたわけではなさそうだ。ホッとしながらも、申し訳なさで胸がきゅーっとなる。智駿さんが注いでくれているコーヒーをどんどん飲んでしまうくらいに舌が乾く。

 こうして智駿さんが束縛をあまりしてこないのは、智駿さんが俺を信頼している証拠だと思う。だからこそ申し訳なくて辛い。もうちょっと警戒心をもたないとかな……と改めて反省する。



「ううん、でもいいよ。梓乃くん、浮気なんてしないし」

「……ほんとうにごめんなさい」

「そんなに怒ってないよ、気にしないで」



 しゅん、としていれば智駿さんが苦笑する。救われたような、やっぱりまだ申し訳ないような。「まあまあ」と言って注いでくれるコーヒーをひたすらに飲みながら、俺は「ごめんなさい」を繰り返していた。



「あの……智駿さん、……ごめんなさい、お手洗いを貸してください」



 優しい智駿さんに余計に罪悪感を覚えて心臓がきりきりとするのと、ちょっとコーヒーを飲み過ぎたのでトイレにまでいきたくなってしまった。このタイミングは最悪だな〜、と思いつつも、我慢するのも苦しい。俺はそれはもうへこへことしながら立ち上がる……が。



「待って、梓乃くん」

「……はい、」



 智駿さんが、俺の手を掴んで引き止める。正直、今引き止められるとちょっとキツイ。ただこの雰囲気のなか智駿さんの手を振り払うこともできず俺が固まっていると、智駿さんも立ち上がる。



「こっちにきて、梓乃くん」

「えっ、ちょ、ちょっと待って下さい……すみません、あの、お手洗いを、」

「うん、わかってる」

「智駿さん……!?」



 智駿さんは俺の手を引いて、歩き出した。その方向は、トイレかと思いきや……浴室。



「これだけは脱ごうか〜」

「えっ、なに、なに智駿さん!?」



 このまま一緒にお風呂に入る流れになるのかな、と思いきや、脱がされたのはズボンだけ。シャツと下着は身につけた状態のまま、中に入れられてしまう。

 いや、この状況は不思議でこれから何をされるのか気になるところだけれど、とにかく俺は今、トイレにいきたい。こんな状態だとたとえエッチをするにしても集中できないから、申し訳ないけれど先にトイレに行かせて欲しい。俺は視線で智駿さんにうったえてみたけれど……智駿さんはにっこりと微笑んだまま。



「はい、座って」

「ち、ちはやさん……あの、」

「うん、そして、脚はこうね」

「ま、待って無理無理、智駿さん、」



 優しいまなざしの圧力で、俺はそのままシャワーチェアに座らせられた。そして、後ろから脚を持ち上げられて、シャワーチェアの上でM字に開脚させられる。食い込んだ下着が股間を圧迫してきて……余計にトイレにいきたくなって、さあっと血の気が引いてゆく。



「ご、ごめんなさい智駿さん、先にトイレに、」

「ここでしなよ」

「……へっ!?」



 するり、智駿さんの手が俺の下腹部に伸びてくる。そして、下着の上から俺のチンコをすうっと指先で撫でてきた。ぞわぞわっとして、その刺激でさらに尿意が強くなってきて……頭の中が真っ白になってゆく。



「――僕に、恥ずかしいところみせてごらん。誰にもみせられない、恥ずかしいところを、僕だけに」

「……っ」



――これは。

 油断のし過ぎで浮気一歩手前のことを何度かしてしまった俺への、躾だ。そう気付いた俺は、動物的な本能で逃げ出そうと藻掻いた。しかし、限界に近い尿意と、片脚をがっちりと拘束されているせいで逃げ出すことなんてできない。後ろから俺の顔を覗きこんできた智駿さんと、目が、合う。



「……ち、智駿さん……」



 それはもう、すごいサディストの目をしていた。そして、すさまじいほどの独占欲も渦巻いていた。こんな状況なのにそんな智駿さんの目にドキンと心臓が跳ねて……抵抗したいという気持ちが失せてゆく。

 でも、流石に。ここで出すわけにはいかなかった。恥ずかしい。体勢とか、下腹部に微弱な刺激を与えられたりとかで我慢がしづらいけれど、俺は必死に堪えていた。



「我慢しなくていいのに。ちゃんと見ていてあげるから」

「ちはやさん……っ、でも、これは……恥ずかしい、です……!」

「僕との仲でしょう? 恥ずかしいことなんて、なにもないよ。ほら、見せて」

「あっ、ちょっ……ちはやさん、だめっ……!」



 我慢して我慢して、なかなか出そうとしない俺に、智駿さんは痺れをきらしたのか。ゆるく俺のチンコを下着の上から掴むと、人差し指の先で先っぽをいじり始める。……しかも、尿道のあたりを執拗に。流石に指を尿道になんて入れられるわけもないけれど、でもぐりぐりとされると尿道の先のほうからじんじんと刺激が奥の方までやってきて……ぞわぞわと、さらに尿意が強くなっていく。



「あれ? 気持ちよくなってきた? 少しかたくなってきたね」

「だって、っ……そんなところ、いじるから……!」

「んー? ここいじられるの、好き? もっと強くぐりぐりしてあげる」

「んっ、やぁあっ……だめぇ……」



 尿意なのか、快楽なのか。どちらか定かではないゾクゾクとした感覚が下腹部に広がって、腰がガクガクする。このままだと、本当にやばいと思うのに……気持ちよくて、俺はそれを拒めない。



「あ、うう、……うっ……」

「あー、こんなに乳首勃たせて……触ってあげる」

「ひっ、あぁっ……!」



 智駿さんはとうとう俺の脚を開放して、乳首も触り始めた。脚を開放されたのに、俺は尿意に耐えるのに必死で逃げ出すことができない。乳首と尿道、両方をぐりぐりされて、腰の力がどんどん抜けていって、我慢するための力も一緒に抜けていく。



「ひっ……あ、……ひ、」

「鳥肌もたってきた。いいよ、そんなに我慢しなくて」

「い、いや、ぁ……」



 下半身の感覚が、麻痺してくる。智駿さんのぐりぐりはどんどん強くなっていって、下腹部の緊張が解けてじわーっと温かくなってくる。ああ、やばい。この感覚は、やばい。もう、もう……



「あ……」



 智駿さんが、ぱっと乳首とチンコから手を離して、再び脚を抱えてきた。M字に開かれて、ぎゅっと股間全体がパンツに締め付けられて……俺は、全身からくたりと力を抜いて、智駿さんに身を預ける。

 ちょろ、と液体がこぼれた感覚。そして、一気にパンツが濡れていって温かくなっていく。しょろろろ、と我慢に我慢していた液体が出てきて、俺はよくわからない感覚に囚われていた。ぞわぞわと全身に寒気がはしって、とうとう漏らしてしまったという絶望感。……そして同時に、得体の知れない快楽。



「もっと出していいよ」

「あんっ……」



 ぐっ、と脚を引かれて、腰を突き出させられる。そうするとまた、ちょろっと液体が出てきた。でちゃう……でちゃった……びしょ濡れの股間を智駿さんに見下ろされて、俺は身体が火照ってくるのを感じた。

 全部、出してしまって。俺は開放感にぐったりとしてしまった。はあ、はあ、と息が勝手に溢れてくる。呆然としていれば、智駿さんが濡れたパンツの上からチンコを撫でてきた。



「梓乃くん、漏らしちゃったね」

「ごめんな、さい……」

「恥ずかしいね、梓乃くん」

「あっ……や、ぁ……」



 意地悪そうな智駿さんの声に、ゾクゾクした。智駿さんにこんなにも辱められて、俺は……たしかに、快楽を覚えていた。びしょ濡れのパンツをじっと見下ろされて、俺の全身は主人に服従する奴隷のように、智駿さんに心酔していた。こんなところをみられたら、もう……逆らえない。そんな、服従感がたまらなかった。



「あれ、勃ってるよ。梓乃くん」

「ひっ……あぅっ……」

「そんなに僕にみられるの、イイ? じゃあ洗うのも、僕がしてあげる」



 くすくすと智駿さんが笑いながら、シャワーを手に取る。そして、俺のぱかっと開かれた股間をめがけて、お湯を出し始めた。



「あぁんっ……」



 しゃー、と股間にお湯があてられる。勃ったチンコはパンツの中でぴくぴくして、そしてヒクつくお尻の穴はさらにひくひくしていて。智駿さんは水流の強さを強めたり弱めたりながら、俺の反応をみて楽しそうにしている。



「どうしたの、梓乃くん。洗ってるだけなのにそんなにいやらしい顔をして」

「ふぁっ……ぁんっ、……ちはやさ、……これ、だめぇ……」

「んー? なあに。ほら、もっと腰を突き出さないと洗えないよ」

「ひ、ぁああっ……」



 ぐんっ、と脚を引っ張られて、俺は股間を前に突き出す体勢になってしまう。敏感になったアソコがシャワーでいじめられて、俺はもう、イきそうになっていた。



「ほら、洗ってあげるからね」

「ひゃあっ……」



 智駿さんは一旦シャワーを止めて、手のひらにボディソープをとった。そして、その手で俺のぐしょ濡れパンツをはいた股間を掴む。そして、大きく、股間を揉みしだいてきた。



「あんっ、あっ、あんっ、あんっ」

「洗ってるだけなのに、なんでそんな声を出してるのかな、梓乃くん」

「ごめんなさいっ……あっ……んひゃあ……」



 アソコが、じんじんしてくる。智駿さんは中指でお尻の穴の入り口をぐりぐりしながら、手の平でたまを揉み込んできた。パンツが擦れて、いつもと違う感覚がして、俺はもう、気持ちよくて腰をがくがくさせていた。ボディソープの泡と、パンツのなかでぐしょぐしょになっている俺のエッチな汁が混ざって、智駿さんが手を動かすたびにぬりゅぬりゅという感覚がする。それがまた気持ちよくて、もう俺はくったりとして体をびくびくさせること以外は動けなくなってしまった。



「ふ、ぁ、んぁあ、やぁん、あっ……あんっ……」

「梓乃くんがお漏らししたから洗っているのに、一人で感じちゃって……またおしおきしなきゃ、だめ?」

「おしおき、……してぇ……」



 おしおき。俺にとってその言葉は甘い甘い響きを持って聞こえる。ゾクゾクッとしてしまって、俺は穴をきゅんきゅんさせてしまった。

 そんな、俺の反応に智駿さんは気付いているのだろう。今日もドエムだな、なんて笑いながら、すりすりとパンツの上から穴をさすってくる。俺は早くオシオキして欲しくて、腰をゆらゆらとさせてしまって……そうしたら、智駿さんは俺の耳たぶにかぷりとかじりついてきた。



「梓乃くん、えっちだね」

「は、い……」

「お漏らしして感じて……そして、オシオキでも、感じちゃうのかな?」

「感じ、……あっ、ひゃあぁっ……!」



 ふふ、と智駿さんの吐息が耳腔のなかを撫ぜる。そして、智駿さんに……ぐいっとパンツを引っ張られて食い込まされて、俺は甲高い声をあげてしまった。

 智駿さんは、ぎゅーっとパンツを俺のお腹の方に向かって引っ張り上げてくる。そうすればパンツはぐぐっと食い込んで、チンコとお尻の穴を刺激してきた。俺はもう、いじめられているような気分になって、パンツの中で射精してしまう。



「あっ、あ、ぅ……」

「なかで出しちゃったんだ。ぬるぬるしちゃうね」

「あっ……ひぁ……ふぁ、あん……」



 お尻にパンツを食い込ませる力を、強めたり弱めたり。布が敏感なところにずるずると擦れて、ゾゾゾッとする。出したばかりなのにまた感じてしまって、ビクビクと震えてしまった。

 そして智駿さんはパンツを引っ張り上げたまま、すじに指を食い込ませるようにしてぐにゅぐにゅと擦ってくる。お湯と精液とボディソープがまざってにゅるにゅるになって、その感覚がたまらなく気持ちいい。次第に智駿さんはお尻の穴を集中的に責めてきて、俺はとろとろになった声を出してしまった。



「あぁ……だめぇ……」

「ここずぶずぶにしちゃって。ほんとに梓乃くんはエッチな子だね。しっかり躾しないとね」

「あぁあぁ……もっと躾けてください……」



 ぐりぐりぐりぐり。パンツの上から、お尻の穴を指でぐりぐりされる。俺のアソコはもう悦んじゃってヒクヒクきゅんきゅんいっているのに、なかにははいってこない。パンツもぐいぐい引っ張られてぱんぱんになったチンコが窮屈になってくる。



「どうする? 挿れて欲しい?」

「いれてください……! なか、挿れてぇ……おねがいします……!」

「あはは、仕方ない子」

「ふぁっ……ひゃあぁんっ……!」



 熱くて熱くて、苦しい。俺の限界がきたとき、智駿さんがやっと指を挿れてくれた。パンツをずらして、パンツを履かせたまま挿れてくれた。



「ち、はやさん……ぱんつ、……やだぁ、」

「梓乃くんがたくさんお漏らしした下着でしょ? 責任持ってちゃんと履いていなさい」

「……はい、っ……!」



 俺が漏らしてしまったパンツを、脱ぎたい。そう思っていたけれど。「はいていなさい」って命令されたら、逆らえない。そんな風にストレートに命令されたことがあまりなかったから、ゾクゾクッとして、俺は歓喜のあまりイキそうになった。たまらない……恥ずかしいことを智駿さんに命令されるの、最高。

 はいってきた指は、前立腺を責めてきた。ぐりぐりぐりぐり、と強く押し込んできたり、揉み込んできたり。なかに挿れて欲しくてたまらなかったから、もう気持ち良くて気持ち良くて、蕩けてしまいそうになる。



「ふぁあ……きもちい、……」

「ふふ、ここ、好きだね」

「すき、ぃ……あっ、あ……ちはやさ……だめぇ……」



 また、パンツをぐいぐいされる。チンコも刺激されて、俺は腰をガクガクさせた。前立腺をごりごりされながらそんなことをされると……チンコのなかで水位があがっていくような、そんな感覚が強まってくる。これ、もしかして……潮を、ふいてしまうかもしれない。

 もう、おしっこも、精液も漏らしてしまって……さらに潮まで。そんなこと、したくなくて。俺は必死に我慢した。気持ちよすぎて我慢が辛くて……もじもじしていると、智駿さんが俺の耳元を舐めてくる。



「梓乃くん。命令」

「ふ、ぁ……?」

「自分の乳首、いじめて」



 そんな。俺は一瞬拒否しようと思ったけれど、智駿さんが耳元で「ほら」と囁いてきたから、抵抗なんてできなかった。ゆっくり、自分の胸元に指を持っていって、きゅうっとつまみあげる。



「んあぁっ……!」

「もっと、強く」

「やっ、や、だぁ……!」

「強く、いじめなさい」

「ふ、ぁあっ……!」



 すごい。いつもよりもSっぽい命令の仕方のせいで、俺はおかしくなってしまった。「やばい」って頭のなかではわかっているのに、勝手に指が、ぎゅっと強く乳首を引っ張ってしまったのだ。智駿さんに調教しつくされた俺の体は、よりサディスティックな智駿の命令に、悦んでしまったらしい。

 俺が自分で乳首をいじめながらあんあんと喘いでいると、智駿はお尻の穴への攻撃を再開する。「上手、梓乃くん」なんて囁きながら、自らも前立腺への刺激をどんどん強めていく。



「あんっ……あっ……あぁん、あんっ……」



 どうしよう。気持ちよすぎて、おかしくなってしまいそうだ。そして、潮吹きも、我慢できない。頭のなかが真っ白になって、我慢しなくちゃという気持ちが消えてゆく。

 それなのに、俺は乳首をいじめるのを止められなかった。引っ張りながらこりこりして、どんどん自分を追い込んでゆく。じゅっぷじゅっぷと智駿さんの指が俺のお尻の穴を刺激していて、どんどん早くなっていって、もう、もう……我慢が、できない。



「止め、てぇ……! ちはやさん、……もう、俺、……!」

「どうしたの? また、お漏らしかな?」

「潮吹き、しちゃ、う……」

「ええ? だめでしょ。これ以上下着汚しちゃうの? 梓乃くん、我慢だよ」

「む、りぃ……」



 我慢しろ、そういいながら智駿さんは前立腺を思い切り責めてくる。俺は脚をもじもじさせて必死に我慢したけれど……とうに限界がきているチンコは、これ以上我慢なんてできなくて。



「だ、だめぇっ……もう、だめぇ、……ちはやさんっ……!」



 ふわ、と頭の中が熱くなっていって、意識が一瞬飛んだ。その瞬間……じょぼぼ、と俺のチンコから潮がでてくる。潮吹きをするときは勢いよくでるのに、パンツを履いているから、潮はパンツのなかで広がっていくだけ。びたびたと大量の液体がパンツから溢れて床におちてゆく。



「あ、っ……あ、ふ……」

「我慢って言ったのに……梓乃くん、悪い子」

「あっ、……あー……」

「とろとろな顔して……おもらし、気持ちいい?」

「気持ち、いー……」



 我慢から解放された感じ、それから恥ずかしいことをしてしまった感じ、あと単純に潮吹きの気持ちいい感じ。いろんなものがあわさって、今の俺はそれはもう恍惚としていた。じょろろろとパンツから熱い潮が溢れ出てくる感覚が、最高にイイ。御構いなしに智駿さんはお尻の穴をじゅぼじゅぼしてくるから、もう俺のアソコはびっしょりだ。



「前立腺、もっと弄ってあげる……ああ、また潮吹いちゃった」

「ぁん……でてきちゃうー……」

「んー? 我慢できないの? すっごい出てくるよ。恥ずかしいね」

「あぁー……でる、……ごめんなさい……あぁあ、……あぁ、……」



 じょぼ、じょぼぼ。たくさんたくさんでてきて、たいへんなことになった。それでも俺は、乳首をすりすりと刺激し続ける。もうわけがわからなくなって、おもらしが気持ちいいって思うようになってきたから。パンツがぐっしょりと俺のだした液体を吸っていくのが、たまらなかった。



「あーあ、梓乃くんが我慢できなかったから、下着がびっしょり」

「あー……」

「悪い子だなあ」



 智駿さんはようやく前立腺の刺激をやめると、パンツをぐいーっと引っ張った。そして、離す。パツンッ!と音を立ててパンツは元どおりになったけれど、パンツの布に叩かれた衝撃で、俺のチンコはぴくんっと震える。

 ぐいーっ、パツンッ、ぐいーっ、パツンッ。何度もなんどもパンツを引っ張っては離しを繰り返される。パンツが元の形に戻って、パツンッ、と音がするたびに、俺は「あふぅ……」なんて蕩け切った声をだしてしまう。気持ちいい。びっしょりパンツの布がびしゃっという感覚とともにアソコを叩いてくるの、気持ちいい。また、ちょろ、ちょろろ、と潮を出しながら、俺は腰をくねらせて感じていた。



「梓乃くん、一回潮吹きすると止まらないもんね」

「あっ、ん、あっ、あっ、」



 いじめられて、いじめられて。視界がちかちかしてきたところで、くるりと向きを変えられる。そして、智駿さんは俺のパンツをずらして、あらわになったお尻の穴をちゅるちゅると撫でてきた。



「また、これでパンツぐしょぐしょになっちゃうね。僕が挿れると、梓乃くん、すっごくだしちゃうんだもん」

「う、ぁ、……い、れてぇ……いっぱい、おもらし、する、……」

「おもらし、好きになっちゃったのかな?」

「す、き……気持ちいい……」

「ふうん。おもらし大好きなんて、梓乃くんは本当にドエムだね」



 智駿さんが、堅くなったものを俺のお尻の穴にあてる。そして、ずぷぷっとなかにそれを挿れてきた。俺に、パンツを履かせたまま。ずらしたパンツの隙間から、挿れてきたのだ。



「ふ、あぁあぁっ……ぱんつ、はいたまま、なんて……っ、あぅっ、」

「ほら、大好きなおもらし、してごらん」

「ん、あぁあっ……!」



 ずぶん、ずぶん、と智駿さんがぐしょぐしょの俺のアソコを突き上げてくる。智駿さんは俺が潮吹きをしてしまうように、前立腺を中心に責めてきた。いつもは奥を奥をと突いてくるのに、今日は俺にとにかく潮吹きして欲しいのか、前立腺。

 じゅわじゅわと、熱が前立腺から広がっていって、俺はあっという間にナカイキした。そして、ぎゅううっとなかが締まると同時に、強烈な尿意を感じる。あ、これは……潮吹きしちゃうやつだ。また、吹いてしまう。智駿さんに突かれながら、俺、



「あ、……やぁあぁあ…あ」



 いっぱい、おもらししちゃう。じょろーっとチンコから潮が溢れだして、また、パンツを濡らしていった。じょばじょばとパンツから潮が溢れているというのに、智駿さんは動きを止めない。ぱんっ、ぱんっ、って勢いよく突いてくるから、溢れだした潮がぱちゅんぱちゅんと飛沫をあげて、俺の腹に胸に飛び散っていく。



「あっ、あっ、あっ、あっ、」



 たくさんたくさん、潮吹きして。パンツがいっぱい潮を吸って、たぷんたぷんといっている。俺の体を知り尽くした智駿さんの責め方のせいで、潮吹きは止まらない。



「もうっ、もう……ゆるして、ゆるしてちはやさん……!」

「まだ、ダメ」

「あっ、あっ、あッ……あぁーっ、……!」



 イキすぎて、アソコが溶けそうになる。結合部がびたびたになりながら思いっきりピストンされて、俺の意識は薄れていった。



「ちはやさん……ッ、」



 ビクンッ、と大きく体が跳ねて。思わず智駿さんの名前を呼んで、同時にふっと視界が白んだとき。智駿さんが満足そうに笑っているのに、気付く。

 俺、また、調教されちゃった……。

 満足感が胸を満たした瞬間、完全に、意識はブラックアウトした。



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