由夜/水沢春香様


「こんな所で眠るなんて無防備ですね…と、今はそうではなくて。風邪ひきますよ」

『………』

「……」


貴女の顔を覗き込む骸。


「寝て、ますよね?」

『……』

「クフフ、絶好のチャンス到来ですね」

「何がチャンスな訳?六道骸」

「な!雲雀恭弥!君はどうして僕の邪魔ばかりを…!!」

「邪魔?君が邪魔だよ」

「いえ、今はどう考えても雲雀恭弥、君が邪魔者ですよ…!!」

「だいたい、僕の妹に何するつもりだったんだい。大方想像はつくけど」

「クフフ、そりゃあもうあんな事やこんな事ですよ…!!」

「変態。」

「すみませんが君に変態と言われても嬉しくありません」

「普通は変態って言われて嬉しく思うやつ居ないと思うんだけど。」

『二人とも、煩い……』

「あ……」

「ワォ、機嫌悪そうだね」

『そりゃあ、起きた途端不愉快な言葉聞いたからね。』



end


2011/05/21

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