▼ひかりのぶんしん ※なんか意味わからん ちかちかと、なにかが光った。それはなんだか甘くて柔らかくて眩しい。目を閉じて触れようと手をのばす。光は指の間を通り抜け、さらさらと空気に溶けて消えていく。 「臨也」 シズちゃんは呟いて、輝くそれを纏った指で俺の髪を梳いた。ぱらぱらと髪にそれがひっかかる。 「シズちゃん、これなんだろ。このきらきら。」 掌でおわんを作るようにして、その光を集める。シズちゃんは俺の手を包むように握る。きらきらはいっそうたくさんになり、やがて体中を包み込んだ。 「…俺にはなんもみえねえけどな」 「そう…そうなんだ…。なんだかきらきらで、眩しくて、シズちゃんが、見えない。やだよ。なんで俺はきらきらじゃないんだろ。なんで俺はこんなに汚いんだろ。なんでこんなに冷たいんだろ。なんで、俺は、シズちゃんと、」 「臨也」 シズちゃんの息が俺の唇に触れた。そのままきらきらが唇を滑ってなだらかに俺の舌を転がる。甘い甘い。 「お前は綺麗だ。」 きらきらのシズちゃんが笑った気がした。 * 意味わからんはなし第二だん。自分を汚いと思ってる臨也さんとかどうかなって思って |