クラモンたちを無事にデジタルワールドへと戻し終えた頃、太陽は既に真上に来ていた。
夜通し不眠不休で活動していた子どもたちの眠気はピークに達しており、それぞれ家路に着くこととなった。
帰国したばかりのミミとそれに便乗した京は駄々をこねていたが、光子郎と空、そして、伊織の説得により、後日改めて会うということで収まった。
どれくらい時間が経ったのか。
突然、太一の手元にあったデジヴァイスが鳴りだし、その音で太一は目を覚ました。
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送信者:佐藤純
起きたら、デジタルワール
ドの都電集合！
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「…デジタルワールドの都電？」
太一が眠い目を擦りながら、時計を見ると、短針が2を差していた。
昼前に帰宅したことを考えると、大体二時間は寝たのだろう。
決して、満足できる睡眠をとれたわけではないが、太一は重い腰をあげ、パソコンを起動させると、デジタルワールドへと向かった。
bkm