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ディアボロモンの逆襲 act.08

突然、アーマゲモンの前に大きな光の穴が現れた。
その穴からビームのようなものが放たれ、アーマゲモンの横をかすめていった。
東京湾のそばには小さな光の穴が開き、太一とヤマト、純が現れた。
ネット世界から現実世界へと戻ってきたのだ。

「いったーい!」
「帰ってきた…」

アーマゲモンの前にはオメガモンたちも揃っていた。
アーマゲモンはオメガモンたちに攻撃するが、当たらない。
逆にオメガモンたちはバラバラに動き、攻撃をすべて命中させていた。
しかし、アーマゲモンは倒れるどころかダメージひとつなかった。
二体は必死で攻撃を避けていたが、それは誰が見ても、アーマゲモンの優勢だった。

「ガルルキャノン!」
「アロー・オブ・アルテミス!」

オメガモンたちはアーマゲモンの至近距離まで詰め寄り、連続で攻撃するが、変わらない。
それどころか、至近距離にいたため、アーマゲモンのアルティメットフレアを避けきれず、吹き飛ばされてしまった。

「「うわぁぁぁあああ!!」」

至近距離からの攻撃を受け、オメガモンはなんとか立ち上がるが、両腕が本体から外れてしまい、動けない。
そして、目の光を失った。
ディアナモンは大きな傷を負い、立ち上がることすらできなかった。
武器は折れてしまっていた。

「「オメガモン!」」
「ディアナモン!」

反応を見せないパートナーたちの姿を見て、心に大きな不安が生まれた時だった。
純とアーマゲモンの目がバッチリ合ったのだった。

「ぁ…ぁ…や、やだ…っ…」
「純、おい、どうしたんだよ!」
「やだ…やだっ…」
「…!!太一、あれ!!」

アーマゲモンを見ると、こちらをジッと見ており、その視線の先にいるのは純であった。
そのせいか、純の胸には絆の紋章がくっきりと浮かび上がっていた。



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