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ディアボロモンの逆襲 act.03

「光子郎、ネットの中にゲートを開けるか?」
「どこかにクラモンを送り込んでるマザーがいるはずだ。」
「そいつを叩く。」
「私も。私の事、忘れてるなら、思い出させてやる!」
「純、お前は緊張感なさすぎ。」

太一、ヤマトと共にディアボロモンを倒した純としては、自分の事を忘れている、あるいはいなかったものとしているディアボロモンを許せるはずがなかった。
太一の写真に純とのデート写真が使われていたら、ここまで張り切る事はなかったのだろうが。

「俺も行く!」
「大輔、お前たちはクラモンを頼む。もし、あいつらがこっちの世界で進化したりしたら大変だ。」
「そうです。ここはやはりオメガモンとディアナモンに任せましょう。」

大輔は太一と光子郎の意見に従うしかなかった。

「太一さん、ヤマトさん、純さん。ネット界のゲートの途中でアグモンたちと合流してください。それからメールの発信元へ誘導します。」
「オッケー!」

みんなが心配そうに見守る中、太一たちはクラモンのマザーを探しにゲートへと向かった。
その間、他の子どもたちはすでに現実世界へ飛び出してきていたクラモンを回収する作業へと移っていた。
光子郎の元へは子どもたちからデータ化されたクラモンが次々と送られてきていた。
光子郎は太一たちがマザーへ向かっているのに、何故クラモンが現実世界に現れ続けるのか、何故クラモンは進化しないのか、様々な考えを巡らせていた。



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