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僕らのウォーゲーム act.16

三体がしばらく進むとクラゲの大群のいる部屋に辿り着いた。
その光景を見て、五人は愕然とする。
四方八方、上下左右、どこを見てもクラゲがいるのである。
数は4000、8000、16000とどんどんコピーされていく。
クラゲが一斉に三体を攻撃する。
三体はなんとか避けていたが、徐々に動きが鈍くなり、四方八方から放たれる攻撃に当たってしまった。

「メタルガルルモン!」
「ウォーグレイモン!」
「クレシェモン!」

世界中から送られてくるメールが原因で三体の動きが鈍くなっているのだ。

「世界中のみんな!ウォーグレイモンたちのレスポンスが下がっちゃう!メールを送らないで!頼むから!」

光子郎がそのメールを送り終えるのと同時にクラゲの攻撃が止む。
攻撃が止み、黒煙が消えるとそこには傷だらけになった三体の姿があった。
ただ宙に浮かんでいるだけで、微動だにしない。

「ウォーグレイモン!」
「クレシェモン!」

太一と純は無意識に手を伸ばす。
どうにかして、パートナーを助けたい。
どうにかして、近くに行ってあげたい。
その一心だった。



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