「よし、繋がった。」
八神家では光子郎の持ってきた衛星携帯のおかげでインターネットを繋ぐ事ができた。
しかし、クラゲの姿はすでにそこにはなく、NTTからアメリカへと移動していた。
「この野郎、面白がってやがる。」
「完全体とはいえ、まだ生まれたての子どもですからね。何をするかわかりませんよ。」
「誰かなんとか止められないのか?」
「このデジモンが原因だなんて、誰も思わないよ。」
「なら、どうすりゃいいんだよ!」
「やっぱりアグモンたちに戦ってもらうしか…」
突然、パソコンの画面にヤマトとタケルの姿が映し出された。
「ヤマト!タケルくん!」
「待たせたな。」
「デジヴァイス、接続したよ。」
「そうですか、よかった…」
「パソコン、見つかったんだな。」
「あ、まぁな…」
ヤマトは気まずそうに後ろに振り向いていたが、それは気にしない事にした。
「太一さん、ウーロン茶もらいます。」
安心し、のどが乾いたのか光子郎は自分のウーロン茶を飲み終え、太一のウーロン茶も一気に飲み干した。
アグモンたちの元へはガブモンとパタモンが合流していた。
「僕たちも来たよー。」
「遅くなったな。」
「頼むぜ、ガブモン!」
「がんばって、パタモン!」
「みんな、僕が誘導します!」
「「「「「「OK!」」」」」」
次こそ絶対倒してやる。
六体は強い闘志を胸にクラゲへと向かって行った。
bkm