25:00
written by 綺月深穏
僅かにあいたままの口から
薄いクリーム色の夢が零れ落ちて
今 きみを包んでいるのは
どんな色の どんな形の どんな匂いなの
ささやかに動く まつげは
何の意図も持たないままに
僕を強く 突き動かすんだ
名前はないけれど きみをまるごと
まるごとのきみを この気持ちは
うんとうなずくだけの それだけを
何度も繰り返し 思い出し描いている 25時
秋とも冬とも呼べないような
中途半端な朝の道を歩きながら
昨日 僕がかけた言葉は
どんな音で どんな重さで きみに届いたの
名前はないけれど きみをまるごと
まるごとのきみを この気持ちは
うんとうなずくだけの それだけを
何度も繰り返し 思い出し描いている 25時
確かではないけれど きみをまるごと
まるごとのきみを こんな僕は
一瞬の笑顔で時を止めて
ずっとを願っては ずっとに打ち砕かれる 25時
糸のように響く 声は
最低限を伝えるだけで
きみを きみを まるごとにするんだ
category : Lyric
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