GW合宿の初日終了と共に、日付が明日へ変わり、皆静かに寝静まり草木も眠った丑三つ時。 クロスカルテットの四人が寝袋で寝てるチェリーストーンの一番広い部屋に、人が一人忍び込んでいた。 その人影は、そーっと静かに物音を控えめながら寝袋を開けて、そこで寝ていた人の上に股がってくる。 そしてこんな時間だということを一切気にしないまま、パシャッと強い光を浴びさす。
「!?」
そのせいで目を覚ましたエヴァ。 何事だと思い、眠たい目のまま自分の上に股がるソイツを見た。 なんとそこには、
「・・・ユウ、さん???」
「しーッ。」
リライトの片割れ、ユウの姿が。 ユウはエヴァが騒がないようにさせると、そのまま自分のスマートフォンのカメラで撮影再開。 パシャッ、パシャッとフラッシュも気にしないで、映像を収めていく。
「もう少しサービス増してみるか。」
「あの、何をして?」
「いいからいいから。こっちのことは気にしなくていいから、静かにジッとしてろよ。ちゃんと1割分けるから。」
彼はいったい何を企んでいるのやら。 ユウに求められても、エヴァは眠気が強いせいで全くもって無抵抗。なすがままにされてしまう。 そしてエヴァの次はエーチ。いやクロカルメンバー全員の寝ている姿を気が済むまで撮影すると、何事もなかったように、この部屋を後にした。
「何だったんだろう?ユウ先輩。あんなの撮って何に使うんだろう?」
「さあ?」
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