「キィちゃん。お買い物に付き合ってくれたお礼に、キィちゃんのも何か一つ買ってあげるよ。」
「ホント!?」
なにはともあれ。 徹夜のパシ・・・、おつかいに付き合ってくれたのだ。 だから志摩はお礼として、キィに何かを買ってあげようとした。
「なんでもいいよ。なんでもいいから好きなの一つ持っておいで。」
「やったぁ!」
しかし彼が真っ直ぐ向かって行った先はコンビニの雑誌コーナー。 イキイキと奥へ奥へと足を運ばせるものだから読めたオチ。
「キィちゃん待った!エッチな本は駄目だからね!」
「えっ。今、なんでもいいって言ったよね!?」
「確かに言ったけど、それは駄目!!」
「えーッ!!」
そして大人向けの怪しい雑誌を手に取ろうとしたので、強引にストップをかけたのでした。
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