数分の時間を勉強に費やす。 頭の中が数字や記号でいっぱいになり、限界を達したエーチはバタンキュー。 ここらでしばし休憩をすることに。
「あぅうぅ。」
「大丈夫か?エーチ。」
「な、なんとかぁ〜。」
自分にはホットコーヒーを。 エーチにはホットココアを。
「へへへ。志摩ちゃんのココア飲むの、これで二回目だ♪」
「そういえばそうだね。」
「オレ、志摩ちゃんが作ってくれたココアすごく好き。ちょうど自分好みの濃さで凄く飲みやすい。」
「ははは。それはよかった。でもココアって不思議だよね。同じココアなのにお湯の量で結構変わるから。」
「うんうん。それ、それ。濃いめも薄めもダメだから、すごくよく分かるよ。」
苦手科目を頑張ったご褒美に、飴としてのお菓子をあげた。
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